「シリーズコンサート」～今年度はオンラインで開催中～ │ 音楽学部 │ 聖徳大学聖徳大学短期大学部

「シリーズコンサート」～今年度はオンラインで開催中～

20.10.13

シリーズコンサートは、学園の学生や生徒たちが国内外の超一流の舞台芸術に触れることによって、多様な文化の「本物」を理解しながら心豊かな人間性を磨くことを目的に開催されている、他に類を見ない学園独自の取り組みです。大学・短期大学部では教育課程の中に組み込まれ、年間20～30回開催されています。

音楽学部の学生は、シリーズコンサートを鑑賞するだけでなく、「聖徳オペラ」「第九の夕べ」「吹奏楽の夕べ」などに出演する機会もありますので、シリーズコンサートは殊の外、身近な存在と言えるでしょう。

今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインでのライブ配信の形で、シリーズコンサートが始まりました。

10月6日（火）は「生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」。音楽学部の学生にとって、オンライン配信のシリーズコンサートは、この日が初めての経験でした。

「のだめカンタービレ」は二ノ宮知子さんによる人気コミック作品です。
最近もテレビドラマで再放送されていましたので、よく知っている学生たちも大変多かったようです。

NHK交響楽団の元首席オーボエ奏者で指揮者としても活躍されている茂木大輔さんの指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏、ピアノ独奏に岡田奏さんを迎え、休憩なしの1時間プログラムが組まれました。

オーケストラの背後には大きなスクリーンが設置され、演奏にあわせて作品の説明や、コミックの場面が映し出されます。会場となった川並香順記念講堂には中継用のカメラが３台。カメラの向こうで鑑賞する学生たちにわかりやすく伝わるよう、様々な工夫がなされていました。

オンラインで鑑賞した学生たちから、感想を聞いてみましょう。

.:*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ

オンライン配信であっても迫力がある！・・・

「オンラインでしたが、オーケストラの音はとても迫力があり、心が震えました。コロナウイルス流行の影響で半年以上コンサートを観ていなかったので、久しぶりに演奏を聴き、改めて音楽は素晴らしいものだと実感しました。」（1年Aさん）

「コロナ禍が続くなか、初めてオンラインコンサートを体験しましたが、画面越しでも迫力や世界観が伝わる素晴らしいものでした。」（1年Iさん）

「オンラインでの初めてのシリーズコンサートでした。生誕250周年のベートーヴェンの交響曲をダイジェストで聴くことができ、貴重な経験となりました。」（2年Mさん）

.:*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ

コンサートを通じて得たものは・・・

「初めての経験だったのですが、作品の中にどんな意図があるのか、それを考えたりしながら聴くことができ、これからもとても勉強になっていくのだろうなと思いました。」（1年Iさん）

「初めてシリーズコンサートを観させていただきましたが、一回の公演だけでも様々なことを学ぶことができる良い機会だと感じました。今回得た刺激を、自分のなかに生かしていきたいです。」（1年Nさん）

.:*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ

やはり生演奏が恋しい・・・

「初めてオンライン公演を経験しました。やはり生の演奏を聞きたい！と痛感しました。」（2年Iさん）

「今回初めてオンラインでシリーズコンサートをみて、私が想像していたよりもずっと良いものだと感じました。ふだん見ることのできない演奏者の手元や、演奏中の指揮者の表情などが見ることができたのは、会場ではできない経験でした。早く目の前の生演奏で、迫力や緊張感を感じられる日が来てほしいです。」（2年Hさん）

.:*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ..:｡*ﾟ:.｡*ﾟ

演奏がわかりやすかったのはもちろん、コンサート中継の命でもある音質も素晴らしかったことが伝わってきますね。

今年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、音楽学部生がシリーズコンサートの舞台に立つことはありませんが、近い未来に向かって、舞台への夢を膨らませている学生たちでした。

なお、今年度のスケジュールは次の通りとなっています。
✿大学HP「シリーズコンサート」のページは こちらへ