音楽学部 │ 聖徳大学

甲斐栄次郎客員教授の公開講座「ウィーンの劇場生活10年を振り返って」を開催しました

19.11.12


11/13(水)、14(木)授業公開の詳細


「聖徳祭」音楽学部 コース企画 クラス企画

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ウィーン国立歌劇場で10年間専属歌手を務められた、甲斐栄次郎客員教授の声楽公開講座が、10月27日(日)、客員准教授 宮本益光先生の進行で行われました。

音楽学部の演奏会に足をお運びいただく機会の多いお客様はご存知のように、前日には聖徳オペラ《魔笛》公演があり、甲斐先生は弁者、宮本先生はパパゲーノとして大活躍されたばかりです。そのエネルギーのまま、翌日も溌剌とした講座となりました。

【関連記事】聖徳オペラ《魔笛》公演報告~多くのつながりの中で~(2019年11月10日)

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第1部では甲斐先生のミニ・コンサートが行われ、次の曲が演奏されました。

・モーツァルト《フィガロの結婚》より フィガロのアリア〈もう飛ぶまいぞこの蝶々〉
・ブラームス《五月の夜》Op.43-2
・ヴェルディ《ドン・カルロ》より ロドリーゴのアリア〈私の最後の日が〉

今回ピアノを担当されたのは、平塚洋子先生。
甲斐先生と平塚先生は大学時代の同級生で、今回の演奏曲目は平塚先生のセレクトだったそうです。

「甲斐先生とは大学時代からアンサンブルの機会が多く、今回選曲をお願いされた時に、先生が学生時代から勉強されていたドイツ・リートもぜひ歌っていただきたいと思い、お願いしました。」と平塚先生。

オペラを歌われる甲斐先生は皆さんよくご存じですが、ドイツ・リートの演奏でも素晴らしい世界が広がりました。

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第2部は「オペラ座の歌人」のタイトルのもと、客員准教授 宮本益光先生の進行で、甲斐先生がオペラ歌手になられた道のりや、外国の歌手たちとの仕事の様子、スーパースターたちの横顔など、ふだん簡単には聞くことのできないお話をたくさん伺うことができました。今回は平塚先生も交えてのトークです。

甲斐先生が大学1年生の時に出演した《フィガロの結婚》の映像を見ながら、当時をご存知の平塚先生からも思い出話が・・・。

進行役の宮本先生も興味津々。会場のお客様も熱心にお話を聞いていらっしゃいました。

甲斐先生の言葉で印象的だったのは、「ここに映っている大学時代の自分に、もし今の自分が声をかけるなら、うん、そのまま頑張れの一言です。当時の自分と今の自分はほとんどぶれていません。」ということでした。

お話を聞いていた学生たちは、大きな勇気をいただいているようでした。

甲斐先生と宮本先生のトークは、最高峰のバリトン歌手お二人ならではの充実した内容で、そこに今回は平塚先生が入られたことで、さらに様々なお話が伺えました。

香順メディアホールのお客様も、言葉のやり取りに耳を傾けて、とても興味深そう。3人の気さくな人柄から生まれる楽しい会話に笑い声も絶えず、和やかな時が流れました。

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今年度の公開講座は、この回を持ちまして終了となりました。
会場に足をお運びいただきました多くの皆様、誠にありがとうございました。

来年度、新しい音楽学部が開催する公開講座も充実したものにしてまいりますので、どうぞお楽しみになさってください。引き続き、ご支援をお願いいたします。

✿お問合せ:聖徳大学音楽学部事務室
Tel. 047-703-0111
MAIL : music@seitoku.ac.jp

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