音楽の故郷を訪ねて③~パリの音楽の過去と現在~
18.09.14
3年生の海外研修3日目の9月13日(木)は、前日に比べて約10℃も低い朝。
雨のノートルダム大聖堂からスタートです。
今回パリでの行程を丁寧にご案内してくださっている現地のガイドさんの説明を聞きながら、大聖堂を内から、そして外からくまなく見学。有名なバラ窓に学生たちも「美しい!」と堪能。幸い、見学が終了したころには雨も上がりました。
続いては、ピアノの詩人 ショパンのお墓へ。
パリ最大の墓地、ペール・ラシェーズ墓地に眠るショパン。ただし、その心臓は故郷ポーランドのワルシャワにあります。
午前のプログラムを終え、お楽しみの昼食です。ゆで卵と野菜のマヨネーズサラダとはローストポーク。
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エネルギーを蓄えたみんな。午後はパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)と楽器博物館の見学から。重要なコンサートや録音が行われているホールとスタジオを職員の方がガイドしてくださいました。音響を体感するために、学生が声を出して歌ってみるシーンも…。
ピアノ技術師の方からも様々なお話を伺いました。私たちにはどちらかと言うと馴染みの薄いプレイエルやエラールといったフランスのピアノのお話は、貴重でした。
今回は、日本からこちらのコンセルヴァトワールに留学し、大学院博士課程に在籍中のヴァイオリニストで、音楽学部教授の原佳之先生のお嬢様でいらっしゃる、原麻里亜さんが学生たちの見学のことを聞きつけて応援にいらしてくださいました♪ その的確なコメントと補足により、学生たちの理解はより一層深まりました♪
コンセルヴァトワールの次は、楽器博物館。写真の撮影はできませんでしたが、音楽の歴史的変遷・地域的相違がヘッドホンから流れる実際の演奏音源から、まるで実体験したかのようにわかりました。
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午後のプログラムはまだまだ続きます。一旦ホテルへ戻り、身支度を整えてコンサートへ向かいます。
その前に夕食。メインは鴨のロースト。夕食にはデザートもついて、豪華版。これはシューアイスでした。
目的地であるフィルハーモニー・ド・パリ。ここは世界でも屈指のオーケストラであるパリ管弦楽団の本拠地で、2015年に完成した話題のホールです。ここでパリ管弦楽団の2018/19シーズンのオープニング公演を鑑賞するのです。
【プログラム】
ジョスカン・デ・プレ:モテット Christus et mortuus est
リリ・ブーラジェ:詩篇 129番
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
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20:30からの公演ということで、だいぶ疲労もたまっていたみんなでしたが、まさに「本物」を心ゆくまで楽しみました。
実はプログラムはここで終わりではありません。
本日と明日、聖徳大学ともご縁の深い、世界的照明デザイナー石井幹子先生と石井リーサ明理さんのプロデュースによる「エッフェル塔・日本の光を纏う」のライトアップを見学することができました。
皇太子殿下が点灯式に出席され、ボタンを押されたということが日本でもニュースになっていますね。
*参考:朝日新聞デジタル(2018年9月14日付け)
エッフェル塔、初のジャパンカラーに 皇太子さまが点灯
https://www.asahi.com/articles/ASL9B057SL99UTIL02T.html
??#音楽学部 3年生 in パリ♪ 「エッフェル塔・日本の光を纏う」のライトアップの日にちょうど遭遇し見学することができました。#聖徳大学 ともご縁の深い、世界的照明デザイナー石井幹子先生と石井リーサ明理さんのプロデュースです。 pic.twitter.com/EXhJTnSspv
— 聖徳大学SOA音楽研究センター? (@mrcseitoku) September 14, 2018
冷え込んできた夜空を彩る美しさに、学生たちも歓声をあげていました。
ホテルに着いたのは日付も変わろうという深夜。
明日もまた充実のプログラムが予定されているので、皆さん、ぐっすりとお休みくださいね。
(山本まり子)
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