ピアノ学内発表演奏会~自らの成長を確かめ、新たに目標を定める~
18.08.11
7月21日(土)奏楽堂において、演奏学科ピアノ専修3年生による学内発表演奏会が開催されました。この学内発表演奏会は、4年間の大学生活の折り返し時期にあたる3年生の春学期に行われ、入学から2年間の成長を確かめるとともに、卒業に向けての2年間の目標を定めなおす機会になっています。
この日のプログラムは、プーランクの《ナゼールの夜》で始まりました。この曲は、ピアノの名手でもあったプーランクの初期の重要な作品で、巧みな転調によって織りなされるハーモニーの色彩を表現することが求められます。この日の演奏では、ひとつずつの音の役割を的確に表現しようとする緻密さとともに、多彩な音色の煌めきが際立ち、学生のもつ音楽的表現力の大きな成長が感じられました。
プログラムの後半は、シューベルトのピアノ・ソナタ イ短調 D784です。この作品は、シューベルトのソナタ中でも内省的な表現力が要求される曲ですが、演奏した学生は1年生の入学当時とは異なり、大人として人間的な深みを感じさせる演奏を披露して、会場は感動的な空気に包まれました。
演奏したTさんの感想です。
「”今の自分”を出しきった演奏が出来ました。自分の音をきちんと感じられるようになってきたので、弾いていてとても楽しかったです。」
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若い学生たちは、演奏経験を重ねることで大きく成長します。聖徳大学音楽学部では、学生たちのさらなる飛躍を期待して、多くの演奏会を開催しています。この日に演奏した彼女たちも、1年半後の卒業演奏で、より素晴らしい感動的な演奏を聴かせてくれることでしょう。
*お問合せ:聖徳大学音楽学部事務室 Tel. 047-703-0111
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