音楽学部 │ 聖徳大学

《虹》に思いを寄せて~熊本復興支援のCDレコーディング~

17.07.05

少し時間が経ってしまいましたが、音楽学部の学生が参加したCD録音についてご紹介します。

5月某日、熊本地震復興支援チャリティー企画「虹の架け橋プロジェクト」のレコーディングが行われました。ソロと合唱指揮は、本学短期大学部の春日保人先生(声楽)。熊本出身の春日先生は音楽学部の授業も担当してくださっているので、そこで学生に声をかけ、参加を募ってくださったのでした。

参加したのは音楽総合学科の14名です。音楽教員養成コースの3年生が記事を書いてくれたので、以下に紹介します。

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先日、熊本地震復興支援ソング《虹》のCDレコーディングに参加させていただきました。これは、熊本地震復興支援チャリティー企画「虹の架け橋プロジェクト」の支援ソングとして制作された曲です。たくさんのアーティストの方々が出演されている中、私は有志合唱団のひとりとして参加しました。

レコーディングの控室で、有志合唱団の皆さまと初めてリハーサルした時の、豊かな響きに包み込まれるような感覚、今でも忘れられません。たくさんの美しい歌声が聴こえてきて、鳥肌が立ちました。

そして、なんとピアノは大学内で行われるシリーズコンサートでも演奏してくださった小原孝さん! レコーディング室に入られた瞬間、あの小原さんが目の前に..!と学生達もそわそわ。

程よい緊張感が漂う中、レコーディングが始まりました。演奏中はもちろん、演奏の前後も音一つ出さないようにしなければならないので、楽譜をめくるだけでもとても緊張しました。もはや歌っている最中の方が落ち着いていました(笑)。

レコーディング自体初めてだった私には一つひとつのことが新鮮でした。また、《虹》という合唱曲が創り上げられていくのを間近で感じることができ、本当に贅沢な時間でした! 合唱を通して、多くの方と繋がることができました。

レコーディング1ヶ月後には完成したCDが手元に。自分の名前がライナーノーツに載っているのを見ると、このCDに携わることが出来たのだと、受け取って数日経った今でも一言で表し切れないくらいの嬉しさでいっぱいです♪

こんなにも貴重な経験をさせていただけたこと、そして今回のお話をくださった春日先生に感謝です。

さて、先日、小学校免許関係の科目である「特別活動の指導法」の授業を受けていたとき、こんなことがありました。学級会の模擬授業をした人が、その学級会に「にじいろサミット」という名を付けていました。すると先生がこうおっしゃいました。

「虹色は人権を表すこともできる色。みんな違ってみんないい、という言葉があるように、クラスにはいろんな人がいる。その個性を認め合える、そんな願いがこめられた色でもあるんだよ。」

この言葉を聞いて、虹の持つ意味は、自分が思っているよりもずっと深いものだと感じました。

想いの詰まった《虹》。熊本の方だけでなく、ぜひ一人でも多くの方に聴いて頂けたらと思います♪ (了)

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