「医療保育」って知っていますか?
19.01.29
医療保育専攻科は、短期大学や専門学校で学んだ保育の基礎をもとに、医療の支援の必要な子どもと家族のための支援について、理論と技術を1年間かけて学びます。
医療保育専攻科の授業の一コマです。 この日は、実習をもとに小児病棟での模擬保育を行いました。 学生が入院児と保育士の役になります。入院児に対しては、心のケアと共に体調に合わせた遊びの提供などが保育士に求められます。
保育士役学生:「〇〇ちゃんは、どの絵本が好きかな?」 入院児役学生:「うーん・・・これがいい!」 保育士役学生:「そっか、じゃあ、これ読もうか!」 入院児は、「この薬を飲まなくちゃいけない」「この検査をしなくちゃいけない」等生活の中で、自分で意思決定できる場面が健康な子どもに比べて少なくなります。何気ない場面ですが、保育士は子どもの成長発達のために大事な場面を作っていきます。
入院児役の学生が抱いている人形は「キワニスドール」といいます。 人形の部位を指差して入院児から病状を聞いたり、大好きな人の顔を描いていつも側に置くことで安心を得るものとして小児医療の現場でよく使われています。 体調が優れず、家族とも離れ入院生活をしなければならない子どもは多くのストレスや不安を抱いています。医師や看護師だけでなく、保育士も大切な役割を果たします。
模擬保育の後には、「医療保育実習」担当の鹿島先生と研究討議です。 病児の保育は、一人一人の病状をカルテや子どもの実際の姿、多職種からの情報などから読み取り、それに合わせた保育が必要になり、学生自身、実習では、そこがとても難しかったと振り返っています。 病児保育は、病気に苦しむ子どもたちの心のケアや医療の支援ができる、専門的でやりがいのある分野ですね。 医療保育専攻科を修了した学生は、病院や病児保育施設などにも就職できるので、選択肢が広がりますね。 皆さんも、「医療保育専攻科」で学んでみませんか? 専攻科の入試日程については、こちら https://ouen.seitoku.ac.jp/exam2019/schedule-incorp.html 専攻科の授業内容、詳しくは、こちら https://faculty.seitoku.ac.jp/major-programs/下のリンクをチェック! ********** 聖徳大学短期大学部保育科サイトへようこそ保育士を目指す方へ保育は人と関わる仕事!