初めての実習で絵本を読んでみると ー附属幼稚園実習
23.11.13
いよいよ秋学期に入ると、ホイクカ女子1年生にとって初めての実習を迎えます。ホイクカでは聖徳大学附属幼稚園千葉県内4園、東京3園の7つの幼稚園に分かれ、クラス毎に実習を行います。
今回は大学構内にある附属幼稚園で実習をしている2人の部分実習の様子を紹介します。
実習の大きな課題の一つ「部分実習」は、担任の先生と交代し、お片付けから、子どもたちを集め、保育の15分間を担当し、絵本の読み聞かせなど、子どもたちのお姉さん先生として向き合います。
それまでに子どもたちとの関係を築けていないと、なかなか子どもたちは絵本に集中してくれません。
登園後、自由遊びで子どもたちは思いおもいのの時を過ごしています。ホイクカ女子も子どもの気持ちを汲み取りながら一緒に遊んでいます。
いよいよ絵本の時間です。でも、その前にお片付けをしなくてはいけません。
遊びに集中している子どもの気持ちを次の行動に気づけるように言葉掛けをし、時間までに絵本をみる環境を整えていかなければなりません。
子どもも率先して机のお片付けを手伝ってくれました!
「この辺りに集まってくださ〜い」いよいよ絵本の読み聞かせが始まります。
二人とも上手に子どもたちに言葉掛けをし、時間通りに読み聞かせを始めることが出来ました。これまでの子どもたちの関わりがうまくいっていた証拠ですね。
3歳さくら組さんを担当しているNさんが選んだ絵本は『ジャッキーのうんどうかい』。
候補は他にもあったようですが、この部分実習の次の日が運動会ということで、この絵本に決めたそうです。「この絵本を通して、1位を取ることが偉いというのではなく、最後まで諦めないことが大事」ということを伝えたかったそうです。
Nさんの実習後のコメントです。
部分実習をやる前は絵本に集中してくれるか心配でした。しかし、「明日は何の日かわかる?」という私の問いかけに「運動会!」と元気いっぱいに返事をしてくれ、絵本を読んでいる時も時々リアクションしてくれて嬉しかったです。また、運動会の宣誓で「転んでも泣きません」というセリフがあり、ジャッキーは転んで泣いてしまうお話なので、「みんなは転んでも?」と問いかけると「泣きません!」と答えてくれ、私の話を聞いてくれているんだなと実感し、期待通りの反応をしてくれて嬉しかったです。
一方、5歳児まつ組さんを担当のMさんは、とても挑戦的な絵本を選んでいました。
『地球のみえないところをのぞいてみたら』
木の中や山の中など、いつもは見えないところはどうなっているいるのかを考えながら見ていく絵本で、子どもたちが自然の本を毎月読んでいたのを知り、この絵本を選んだそうです。
Mさんのコメントです。
自分が想像していたよりも幼児の元気が良く、とても楽しく読み聞かせをすることができました。読み聞かせをしているときに、絵本に夢中になって立ち上がってしまう幼児もいてどうしたら良いか焦ってしまいましたが、部分実習を終えたあと、「この中はどうなってるんだろう?」と幼児たちが話している姿を見ることができて、読み聞かせのねらいを持って行うことの大切さを実感することができました。初めての体験だったので、絵本の選び方やどうやって進めたら良いかなど不安なこともたくさんありましたが、担任の先生のアドバイスもいただけて無事に終えることができました。まだまだ反省点や改善点がたくさんあったので、次からの実習でいかせるようにしていきたいです。
二人とも各年齢の発達を踏まえ、適切な絵本の選定、そして子どもたちとのコミュニケーションをとることができていました。
こうして附属幼稚園実習で保育者としての第一歩を踏み出し、2年後は立派な「先生」になっていくことでしょう。
担当は春日でした。
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