保育科授業紹介【保育内容・言葉】その②
17.10.31
前回、言葉の魅力を感じつつ、絵本を読みながら浮かんでくるイメージをもとに絵本の「導入」を考える学生の様子をご紹介しました。
※前回記事はこちら
今回は、学生たちの考えた導入をご紹介します。
絵本を読みつつ、学生たちが何やら製作を始めました。
絵本の魅力、そしてそこから何を感じてもらいたいかを各々が考え、子どもたちに伝える視覚的教材作りです。
ちょこっと顔を出したのはうさぎさん。
お友達と会話をしながら、にっこり笑顔で「どうぞ」とやさしく差し出します。
絵本『どうぞのいす』のうさぎさんへの導入でした。
「私は悲しい時、心の中がこんな色に。でも嬉しい時は気持ちが明るい色になります。」こちらの学生は、感情を画用紙の色で表現しました。
「じゃあ怒った色は何色かな?」そして絵本の世界へ入っていきます。
読み聞かせの表情にも気持ちが現れていますね。
「これは誰のお耳かな?」と一方は耳しか書いていない面。口々に動物の名前を言う学生たち。「じゃあ見てみようか」とおもむろにクルクルと回し始めました。すると浮かび上がってきたのは…「うさぎさんだ!!」
アイデア満載の教材となりました。そして動物たちが出てくる絵本の世界に入りました。
学生たちはお友達が発表する視覚的教材と絵本への導入の様子を見ながら、気づいたことをメモしつつ、自分にも取り入れたい所などをお友達から学んでいました。
学生と会話をしながら、児童文化財である絵本の魅力に引き込む「導入」を考えていく、金先生の魅力に溢れた授業でした。
ぜひ皆さまもSEITOKU保育科に入学し、このような学びをしてみませんか?