教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

日本の季節感によって育まれた情感を音楽に託す

26.02.19

みなさん、こんにちは! 

寒い日が続いていますが、少しずつ春の気配が感じられますね。

春の訪れを最初に感じるときは、近所の公園の梅のつぼみがわずかに膨らんだことに気づいたときでしょうか。そして春到来を満喫できるのは、何といっても華やかに咲き誇る桜を見上げながら歩くときですね。

 

ところで、こうした季節感を音楽で表現することは昔からどこの国でも行われてきました。そして、四季がはっきりしている日本では、その季節ごとの情感を音楽に託しています。

 

ざっとあげてみますと

春……さくらさくら、春が来た、春の小川、こいのぼり、チューリップ、おぼろ月夜等

夏……たなばたさま、とんぼのめがね、うみ、かたつむり等

秋……夕やけこやけ、もみじ、虫のこえ、おおきなくりのきのしたで、どんぐりころころ等

冬…雪、お正月、豆まき、ふじ山、冬げしき、ふるさと等

残念ながら現在これら「季節の風景」は希薄になってきていますね。

今は花粉症で春、ゲリラ豪雨の夏、秋は?と感じる前にすぐ冬になり今まで経験したことのない大雪と、世界的な気候変動で上記の歌のような季節感は変わってきているかもしれません。

 

しかし、こうした時代であっても、感性がみずみずしい子どもたちにこそ、これまでの美しい日本の季節感、それによって育まれた優しい情感を「美しい歌」で伝えていきたいものです。

                                     (児童学科 教授 余村聡二郎)

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