学生の成長実感を目指して:2年生の科目振り返りシートより
25.01.29
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聖徳大学教育学部児童学科では、子どもを多面的に研究する児童学をベースに、乳幼児や保護者から信頼される豊かな人間性と専門性ある実践力を兼ね備えた人材を輩出することを目指して、3つの教育目標(ディプロマポリシー)を掲げています。
そして、児童学科では、この3つの教育目標にあわせて設定された学習成果の達成状況を可視化するために、昨年度より科目ふりかえりシートを作成し、実施しています。
今回は2年生の科目振り返りシートを手がかりに、各ディプロマポリシー(DP)ごとに、実際に学生が本学でどのように学び、成長を実感しているのかを紹介したいと思います。
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DP1.礼節や思いやり、豊かな乳幼児観などをもって乳幼児に接するとともに、自律的に学び続けながら教育・保育の発展に貢献することができる。
・豊かな乳幼児感を持って乳幼児に接する重要性を理解し、保育の発展に必要な自律的な学習態度を身につけようと努力した。15回の授業を通して保育園・幼稚園の教育要領を元に乳幼児の成長や遊びについて学習することができた。
・乳幼児施設などの歴史を中心に、時代における子ども観や発達の変化について学習した。特に「個人差」や「多様性」という言葉を多く取り扱い、個人差については、発達における個人差はそれぞれであり、その子どもに合ったニーズで支援を提供することが保育者には求められること、多様性ついては、性別や人種、趣味嗜好などは誰でも平等であることを学んだ。
・教育社会学では自分の知らない学校生活の規則や歴史、価値の移り変わりについて知ることができたため、特に乳幼児観を育むきっかけになったのではないかと感じる。
・自分の将来のキャリアについてよく考えるようになった。幼児とどう関係を築くのか、幼児と人間関係で学ぶことができた。
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DP2.乳幼児の心とからだの成長と発達に関する知識や技能を体系的に理解するとともに、乳幼児に関する情報を分析し、論理的かつ創造的に考えることができる。
・事例から、幼児同士の関りや幼児の発達などについて学ぶことができた。そのことによって、実習で幼児理解をする際に様々な視点をもって取り組むことができた。
・幼児が遊んでいる様子の動画を見て、推測できることを書くことが附属幼稚園実習で生かすことができた。
・1年次に学習した「幼児と健康」「幼児と環境」をより深掘りした「保育内容指導法」の授業が印象的であった。1年次より多くの内容に触れ、且つ指導案等の実際に現場で活用されているものにも触れることができた。「保育内容指導法」だけでなく、「保育・教育課程論」では、保育現場でどのようなことに留意しなければならないのか、子どもと接するための心構えや保育者と子どもの適切な距離感について学ぶことができた。
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DP3.身体表現や音楽、造形など豊かな表現方法で乳幼児とコミュニケーションを取るとともに、他者と協働しながら様々な問題に対して主体的に問題解決することができる。
・DP3では、幼児と身体表現が印象的であった。大人数での活動は、たくさんの意見が得られる一方で意見が異なる分、たくさんの衝突が起こった。その中で何が一番良い演技につながるのかを全員で考え、意見が一致して同じ目標に全員で向かうことができたことは自分の中でも大きな成長であったと感じる。また、この経験より自分が保育者になった際に子ども同士のいざこざでは互いの意見を尊重できる環境づくりが大切なことも学んだ。
・身体表現では、創作ダンスを通して1つのテーマの表現についてよく考えた。 他のグループの表現方法を見て、様々な技法を見ることができた。
科目振り返りシートに書き込まれた内容から、DP1では、子どもや保育、そして、自分自身についても、より長い時間軸の中でとらえることができるようになっていることがうかがえます。
また、DP2は実習、DP3は表現発表会など、座学だけでなく、実習や行事等のさまざまな経験を通して、学生たちが成長実感していることが改めて分かりました。
これからも、児童学科では学生たちの成長実感を大切に、魅力あるカリキュラムを考えていきたいと思います!
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