📯授業の実践をしてきました(社会福祉学特論Ⅱ:学科内FL)
24.12.01
聖徳大学社会福祉学科のブログにお越しいただきありがとうございます。今回のブログは、この授業の受講学生が作成した原稿を教員がかわりにupしています。(川口)
この科目、社会福祉学特論Ⅱ(学科内FL)の授業の一環として12月1日に常盤平団地の望のひろばでフィールド実践を行いました。団地行事イベントの餅つき大会&フリーマーケットの一角をお借りしてワークショップ(プログラム)を行いました。
まず初めに社会福祉学特論Ⅱ(学科内FL)とは??
学科内FLは社会福祉学科内の各資格・専門職を目指す学生(卵)が地域の問題に対して連携・協働し、フィールドワーク実践を行う授業です。一連の情報収集から問題の選定、実践の活動を通して、福祉社会に寄与する参加・試作型の授業といえます。受講学生の専門性をうまく活用しながらフィールドでその知識等を活用するいわば力試しの(大学で学んだことを実際に自分でできるかを試す)場でもあります。
今回は授業受講者が4年生1人の為、イベント等に参加し課題を探求していく形をとりました。当日の実践で足りないマンパワーは学科内の学生ボランティアを募り対応しました。
様々な地域のイベントに参加し、発見した地域ニーズは、高齢化(健康を維持することの大変さ)と孤立ととらえ、学生と住民、専門職等が繋がり実践をしたら、そこにある問題(今回は孤立等)が改善の方向に向いていくのではないかと考えました。
この内容を今年のプログラムとして選んだ理由として、(受講生の)私が元々高齢者分野に興味があったこともあり、ボランティアを通し、地域の高齢者の皆様と交流をさせて頂きました。ボランティア中や地域イベントに参加者が集まる会場までの道中を観察し、高齢者の方の体を動かす機会が少ないのではないか、高齢者同士の交流が不足しているのではないか、杖やシルバーカー使用者が多く体への不調による健康寿命への懸念が課題なのではないかと気になりました。
そこで健康寿命を短くする要因の一つである腰痛の予防・改善する運動と大掃除の季節だったのもあり、あとちょっとのところのコマ改装時に使える松居棒・のものも棒をみんなで集まり、体を動かすきっかけ作り、高齢者の方の交流の輪を広げるお手伝いにならないかと考えました。
企画当日は、松居棒やのものも棒を一緒に作ったり、簡単な腰痛予防体操の方法を事前に動画にしてチラシを作り配布、実際の実践もしつつ、紹介させて頂きました。腰痛予防体操の看板を見て来てくださる方が多く、やはり腰痛は気になる日常生活の悩みごとなのだと思いました。
松居棒やのものも棒は、過去に流行った掃除グッズらしいのですが、それをリアルで知らない私たちは、ネットで調べ試作品を作りました。実際、クッズを作成したり、体操の合間にそれらが流行った頃のお話も伺うことができました。今回のことが年末の大掃除の時に少しでも役立ち、体を動かす機会になったら幸いです。
今日の実践が終わると、授業の総まとめとして、後日、報告会があります。今年は、プレゼンテーション動画を作成し、地域の方や授業内で様々な角度から(授業担当でないのにも関わらず)情報提供、アドバイスをくださった先生方へも報告させていただけるようにしました。次年度の受講学生のイメージづくりにも貢献出来たらと思います。
半年間、受講生が少ないことで大変なことも多かったですが、様々な出会いや経験ができました。卒業後の職場でも活かせる力が少しついたのではないかと思います。地域の皆様、ボランティアで協力してくれた学生の皆様、ありがとうございました。