心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

GSA 2024 in Seattle!

24.11.19

ごきげんよう、社会福祉学科教員の須田です。

11月14日から16日にかけて、Seattle Convention Center(シアトル・コンベンションセンター)で開催された米国老年学会(GSA)の年次大会があり、出席しました。今年のGSAは、私にとって特別な大会となりました。最終日11月16日に行われたシンポジウム「Trends in Elder Abuse and Initiatives to Prevent Elder Abuse in Japan During the Past 20 Years」に登壇し、発表する機会を得たからです。

「Realities and Challenges of Elder Abuse Reports Made by the Police」というタイトルで、日本では高齢者虐待の通報が増加する一方、認定率は低く、特に家族内での虐待が多く、警察の関与が増加しているものの、法的定義の狭さが課題となっているという話をしました。

今回の参加は、一昨年インディアナポリスでの初参加に続き2回目。初めての発表は忘れられない経験でしたが、今回はさらに成長した研究内容を国際的な場で共有できる貴重な機会となりました。

GSA 2024のもう一つのハイライトは、さまざまな海外研究者との交流でした。老年学の分野を越えた刺激的な議論を交わし、視野が大きく広がりました。また、日本人や日系アメリカ人のグループとの交流も特に印象深く、文化的なつながりと知的なシナジーを感じる時間となりました。こうした対話を通じて、異なる背景を持つ人々との意見交換がいかに大きな価値を持つかを改めて実感しました。

今回の経験は、私にとって大きなエネルギーとなり、今後のプロジェクトへのインスピレーションも生まれました。GSA 2024は、プロフェッショナルとしても個人としても大きな一歩となる重要な機会でした。この経験を糧に、さらに新しい挑戦を続けていきます。

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