心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

5月26日(日)オープンキャンパス報告

24.05.26

本日10:30~13:00、オープンキャンパスを実施しました。
ご来場いただきました高校生、保護者の皆様、ありがとうございました。多くの方にご参加いただき、賑やかなOCになりました。

今回の学科メイン企画は「卒業生に聞いてみよう~在学中の生活や卒業後の活躍について~」でした。
本学社会福祉学科を卒業し、福祉・教育の専門領域で活躍する先輩方3名をお招きし、在学生との対談形式で、在学中の大学生活や現在の職務等について語っていただきました。

左:君島さん(介護福祉士+社会福祉士)、真中:石倉さん(養護教諭)、右:小林さん(公務員:精神保健福祉士+養護教諭)※右から2番目は学科長

Q 在学中に打ち込んだことは何ですか?
君島さん:介護福祉士と社会福祉士のWライセンスを目指していました。勉強とアルバイトを両立できるよう、メリハリをつけて頑張っていました。
小林さん:私も養護教諭と精神保健福祉士のWライセンスを目指していたので、平日は大学での授業、休日は子どもと関われるようなアルバイトをしていました。
石倉さん:私は養護教諭一本だったので、お二人に比べると暇だったかも(笑)。頑張ったこととしては、学校にボランティアに行っていたこと。大学の勉強も頑張りつつ、現場での経験も良い学びにつながったと思っています。

Q 国家試験や採用試験の勉強は、どのようにしていましたか?
君島さん:4年生になってすぐに始めましたが、実習や卒論、就職活動などやることがいっぱいあったので、空いた時間に少しでも勉強して進めていくという感じでした。本格的に国家試験の受験勉強に取り組めたのは、4年生の冬からです。冬休みからは時間的な余裕もできたので、一日6時間は勉強時間に充てていました。
小林さん:受験勉強は3年生からしていました。卒業論文の提出が12月下旬、精神保健福祉士国家試験が2月初旬に行われるので、同時並行で進めていました。時間配分に気をつけながら、タイムスケジュールをつくって取り組んでいました。
石倉さん:3年生の実習後に、採用試験に向けての勉強を本格的に始めました。勉強を始めた頃は慣れていないこともあって全然できませんでしたが、やっていくと大学での勉強や実習での経験を活かしつつ少しずつ得点もとれるようになっていきました。

Q 現在の仕事の魅力を教えてください。
石倉さん:中学校で養護教諭として働いています。救急対応があったり仕事は大変ですが、自分の成長と子どもたちの成長を肌で感じられることに魅力とやりがいを感じています。
君島さん:介護福祉士として介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)で勤務しています。業務内容は主に、利用者の生活支援を行い安全に安心して生活を送っていただけるように日々支援を行っています。介護福祉士の仕事の魅力は、利用者の最期に立ち会うことができること。責任感も大きく、利用者の小さな変化を見逃さずに対応することが求められますが、ご利用者が亡くなられたあとにご家族から感謝の言葉をいただけたとき、自分の仕事に誇りとやりがいを感じます。
小林さん:S市の公務員として働いています。現在は精神保健福祉センターで子どもの精神保健に関する相談を担当しています。公務員の魅力としては、3~4年おきに異動があるため、同じ精神保健福祉士でも業務が大きく変わることがあります。成人を対象とした相談にのったり、保健所で精神疾患のある方への入院調整、病院のケースワーカーとして勤めるなど、転職と言えるくらい業務内容が変わり、様々な経験を積めることが、私にとっては魅力になっています。

Q 大学での学びが現在の仕事にどのように役立っているか教えてください。
石倉さん:基本的な救急対応に関する知識は大学での学びが非常に役立っています。加えて、コミュニケーションは働くうえですごく大事で、養護教諭は対子どもというイメージが強いかもしれませんが、校内の先生方や外部機関(病院、児童相談所など)との懸け橋になることも多く、聖徳大学での人間教育の学びは、今の私のコミュニケーション力の向上に役立っていると感じます。
君島さん:大学での介護技術全般の学びが役に立っていると思います。大学で介護の基礎をしっかり学ぶことができたので仕事にも活かすことができていますし、職場での応用的な介護を行うときでも、基礎がしっかりできるので応用にも対応できると感じています。
小林さん:大学での学びを通して、コミュニケーション力がついたこと、様々な視点で物事を考えられるようになりました。在学中は他学科とともに学ぶ授業もあったので、多職種の支援の視点を理解する機会になりました。今の仕事でも色々な関係機関と連携する機会がありますが、内容に応じて、どこにどのように繋いでいけば良いかを考えるうえでも大学での学びが役立っていると感じます。

Q Wライセンスを目指して学んだことは、現在の仕事にどのように役立っていますか?
石倉さん:私は在学中、養護教諭一本でした。ただ、実際に働いてみて、Wライセンスをとっておけばよかったなと後悔しています。私は高校生のときから養護教諭になりたいと思って、卒業後の進路も養護教諭しか考えていなかったので、大学では養護教諭一本の道を選びました。ただ、卒業して養護教諭として学校現場で働くなかで、例えば社会福祉士や精神保健福祉士等がどんな支援をしてくれるのかということを分かっていた方が、子どもたちの支援につなげやすいと実感しています。社会人になってから気づくんですけど、大学生のうちは時間がある。だから、聖徳大学社会福祉学科では様々な組み合わせでWライセンスを取得することができるので、ぜひ目指してみるといいんじゃないかと思います。
君島さん:私は在学中に介護福祉士と社会福祉士資格を取得して、今は介護福祉士として働いています。将来的に生活相談員やケアマネジャーとして働くことになった場合は、介護福祉士、社会福祉士両方の視点をもって、利用者やご家族にかかわることができて、より相手に寄り添った支援が行えると思うので、その点は強みだと思います。
小林さん:私ははじめ、養護教諭になりたいと思って聖徳大学に進学しました。自分でどんな養護教諭になりたいか?と考えたときに、いじめや不登校、発達障害があり、メンタルヘルスの悩みを抱える子どもたちを支えられる養護教諭になりたいと思い、それを実現するために精神保健福祉士も取得したいと考え、Wライセンスの取得を目指しました。大学での学びを積み重ねる過程で、養護教諭もとても魅力的な仕事だとは思いましたが、実習を通して、子どもだけでなく、地域で生活をしている精神疾患を抱える人たちの手助けをできる仕事がしたいと考えるようになり、精神保健福祉士を最終的には選んで仕事をしています。養護教諭一種免許状も取得しているので、子どもの発達や成長過程での困りごと等の理解もでき、仕事をするうえで、子どもに関する相談には自信をもって関係機関と連携をとれるところが強みになっていると感じます。Wライセンスの取得は本当に大変ですが、自分が将来どんなことをやりたいか、どんな人になりたいかを考えて努力できるといいかなと思います。

卒業生だからこそ話せる聖徳大学社会福祉学科の魅力を知ることができたのではないでしょうか?
また、卒業生の活躍の様子を聞くことで、高校生の皆さんが卒業後のなりたい自分の姿を少しでもイメージできていれば嬉しく思います。

社会福祉学科のオープンキャンパスでは、毎回様々な学科企画をご用意しています。
在学生や教員とも直接お話ができ、学生生活をイメージすることができます。ぜひ次回の企画も楽しみにしていただければ幸いです!今回の投稿は、佐藤がお届けしました。 

PAGE TOP