心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

福祉×心理:ふくしんりがくコラム③

23.09.10

みなさんこんにちは♪ 社会福祉学科で心理学を教えている宇佐美です。

福祉に役立つ心理学、福祉の視点から考える心理学、幸福や豊かさにつながる心理学、、、その名も ふくしんりがく についてご紹介します。※ふくしんりがく は宇佐美の造語です。正式な学問領域ではありませんのでご注意を。

今回のテーマは「心理的安全性」です。

心理的安全性とは、「チーム中で、新しい提案をしたり、問題点を指摘したり、支援を求めるといった対人関係のリスクを取っても大丈夫だ」というメンバーに共有されている信念やそのような状態です。心理的安全性が確保された職場では、高いパフォーマンス、離職率の低下、メンバーの信頼関係の形成、継続的学習、創造性などが期待できるとされます。福祉現場や教育現場においても、心理的安全性の確保された環境を作ることは大切です。

例えば、、、

●  発言に感謝を示す

☞☞チームや教室内で発言をするというのはとても勇気がいることです。その発言に、周りが「発言してくれてありがとう、話してくれてありがとう」と発言そのものを称賛することで、次の発言がしやすいといった雰囲気が作れます。

謙虚な問いかけ

☞☞自分が答えを知っていて、「正しい・正しくない」の答えを求めるのではなく、自分は答えを知らない/自分の答えが正しいとは限らないということを前提に、メンバーが考えを話せるような問いかけをしています。「何か見落としてないかな?」「他の考えをもっている人はいますか?」「ほかにどんなことが考えられるかな?」と謙虚に探究的な問いを心がけると、皆が自然に話し合いに参加し意見や考えを言えるといった雰囲気が作れます。

学生から非常に多く挙がる社会福祉学科の良さとして、「先生と学生の距離が近い(良い意味で)!先生にすぐ相談できる!」というのがあります。社会福祉学科は、心理的安全性が確保された環境なのでしょうね

心理的安全性については、湯原先生のゼミについてのブログ「心理的安全性を高めるゼミ活動」でも紹介されていますので、ご覧ください。

では、次回のふくしんりがくコラムをお楽しみに♪

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