社会福祉学科の向井です。

精神保健福祉士の国家資格取得を希望している学生が受ける「精神保健福祉援助演習（専門）」の授業のご紹介です。

この授業では、精神保健福祉士として実際に支援を行うための知識や技術を実践的に学ぶことを目的にしています。
そのため、講義だけではなく、実際に面接の練習を模擬的に行ったり、事例を検討したりします。

今回の授業は、その中でも事例検討の様子です。
学生はこの前にそれぞれ14日間の現場実習を行っていますので、実際の現場で出会った場面を取り上げ、みんなでどのようにクライエントに支援するべきかを検討します。
もちろん、個人情報の扱いには十分配慮して行われます。
発表者を中心に円形に座り、お互いの顔が見えるようにしているところがポイントです。学生同士の意見交換が中心になりますので、話しやすい体制であることが必要です。
今まで勉強してきたことや自分自身の価値観や経験をフル活用して行われる意見交換は、専門家である精神保健福祉士に近づくための大きな一歩となるのです。