心理・福祉学部心理学科

3つのVを制するものは、コミュニケーションを制する?!

20.07.13

心理学科HPをご覧の皆さん,こんにちは!

聖徳大学附属心理教育相談所で相談員をされている先生方の心理学コラム,第2弾です。
心理教育相談所は,地域社会に開かれた相談機関(有料)で,心理学科を卒業後,公認心理師や臨床心理士を目指す先輩方が大学院生として実践訓練を行う施設でもあります。
第2回目は,德永 冴果先生の「3つのVを制するものは、コミュニケーションを制する?!」です。
コロナ問題に心理学をどう活かしていくか,ぜひ考えてみてください。

3つのVを制するものは、コミュニケーションを制する?!~

―コロナ禍でのオンラインコミュニケーションを上手く進めるコツ―

    聖徳大学附属心理教育相談所 德永冴果 先生

みなさん、こんにちは。
聖徳大学心理学部のHPに遊びに来てくださって、ありがとうございます。

私は普段、聖徳大学心理教育相談所で相談員をしています。
しかし、大学時代から心理学を専攻していたか・・・というと、実は違います。
大学時代は経営学科に籍を置き、経済や経営のあれこれを学びました。

え?!経営学科から心理士?!
全然関係ないのに、なぜ?!
って思われた方もいるかもしれません。
しかし実は経済と心理学はとって〜も深く結びついているんです。

今日は、そんなビジネスの世界でもよく使われている心理学の中から
このコロナ禍の今に役立つものを1つ、ご紹介していきます。

3つのVって何? 「メラビアンの法則」とは?

「メラビアンの法則」というものがあります。

コミュニケーションの中で
「言語・聴覚・視覚」から受け取る情報がそれぞれ違った場合
言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報は55%の影響力があるとした

人間心理の法則です。

それぞれの数字を取って「7ー38ー55の法則」とか
「言語(verbal)、聴覚(vocal)、視覚(visual)」それぞれの「V」を取って「3Vの法則」とも言われています。

例えばあなたは彼に初めて、手料理を振る舞いました。
あなたが作った料理を一口食べた彼が「・・・・美味しいよ。」と眉間にシワを寄せながらぽつり。

その後は箸が進まず、残したら・・・・。
あなたは、「あぁ・・・私が作ったご飯、美味しくなかったんだな・・・」
って思いますよね。

なぜなら彼の言葉よりも,声のトーン(聴覚)や表情(視覚)、実際に残したこと(視覚)の方が本音だ、と思うからです。

しかし、この法則、解釈には少し注意が必要です。

あくまでも「言語・聴覚・視覚」から受け取る情報がそれぞれ違った場合です。
それぞれ違った場合、どの情報がどの程度の割合で状況理解に使われるかということです。

したがって、言語はほとんど意味がない、とか
逆に耳に目に訴えれば、言葉がなくても伝わる、ではありません。

3つのVを一致させよう!

今回お伝えしたいのは、相手に伝えたいメッセージがあるときはこの3つのVを一致させて伝える
ということです。

先程の手料理の例で考えると、彼があなたの手料理が本当に美味しいと思ったら
「美味しかったよ!(言語)」と、高い声のトーン(聴覚)と笑顔でおいしそうに食べる(視覚)ことが大切になるわけです。

こう言われると、「美味しく食べてもらえた!」と、あなたも心の底から思えますよね。

オンラインコミュニケーションのコツ

コミュニケーションが上手な人ほど
ジェスチャーとか表情などのノンバーバル(非言語)なコミュニケーションが上手
と言われています。

しかしオンラインで実際に会話してみると

・画像が粗い。
・顔だけしか映っていない。
・複数人だと,1画面に複数人の顔が一気に映り込むので細かく見られない。

等,ノンバーバルなコミュニケーションが伝わりにくいと感じます。
だからこそ、この3つのVをいつも以上に意識して伝えていくことが、大切にってくるわけです。

最後に

なんだ、当たり前のことじゃん!と思った方もいるかもしれません。
でも照れや焦りなどの感情で、この3つのVを揃えるって結構難しいことで
できていないことも多いんです。

ここぞ!と自分の思いをしっかり伝えたいときは、
そしてオンラインコミュニケーションの時は、この3つのVを是非意識してみてくださいね。

最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。

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