教員紹介
土屋 有里 (Yuri Tsuchiya)
ピアノ
職 位:兼任講師
■主な担当科目
・音楽実技A(ピアノ)
・教職演習Ⅱ
■専門分野・研究内容
ピアノ演奏:独奏およびアンサンブルの演奏。
ピアノ教育:主に日本とドイツ語圏の比較研究。社会文化的な違いがどのようにピアノ教育に現れるのか興味を持っています。
■略 歴
千葉大学教育学部を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽芸術大学、同大学院で器楽教育学(ピアノ)を専攻し最優秀で修了。オーストリア政府給費留学生。オーストリア国家ピアノ教員資格および芸術修士号(Mag. art.)取得。
帰国後、東京藝術大学大学院音楽研究科(音楽教育)研究生、千葉大学、明星大学、和洋女子大学各非常勤講師を経て、現在、聖徳大学音楽学部兼任講師、日本女子大学非常勤講師。
指導に携わりながら、リサイタルやジョイントコンサート、レッスン通訳、音楽講座など幅広く活動している。
■主な研究業績
【論文】
2019(傍聴記)「高橋健一郎氏『ロシア音楽史におけるアレンスキー世代』(助演 川染雅嗣氏)」『演奏表現学会年報』第21号,pp.28-32.
2019(演奏研究発表プログラムノート)「スクリャービン:≪ピアノ・ソナタ第2番≫<幻想ソナタ>op.19」『演奏表現学会年報』第21号,pp.74-78.
2006「心理・社会的アプローチ -アイデンティティの問題を中心に」『日本の音楽教育学の再構築に関する基礎的研究 -音楽教育の総合化・本質化・共有化・継続化を目指して-』平成16・17年度日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C)研究成果報告書 pp.285-299.(研究代表者:山本文茂).
2003『成人ピアノ教育に関する一考察 -指導者と学習者の関わりを中心に-』東京藝術大学大学院 研究生論文.
2001 Ausgewählte Betrachtungen zum Klavierunterricht für Erwachsene in Japan. Universität Mozarteum Salzburgザルツブルク・モーツァルテウム大学修士論文.
【学会発表・講演等】
2021「フランスとオーストリアの音楽教育の比較 ~歴史的背景と音楽学校の現状から~」演奏表現学会5月例会.
2020「オーストリアにおけるピアノ教育事情 ~市民に開かれた音楽学校Musikumから~」国立音楽大学ピアノ指導研究特別講座.
2017「ドイツ語で読み解く音楽の世界(5回シリーズ)」千葉県日独協会.
2016「ドイツ音楽への誘い ~ワーグナー~」千葉県日独協会.
2010「シューマン生誕200年によせて ~音で綴るドイツ・ロマン主義~」千葉県日独協会.
2008「オーストリアにおけるピアノ教育とピアノ教師養成」(ピアノ教育セミナーシリーズⅧ<日本のピアノ教育の現場から>)財団法人日本ピアノ教育連盟.
【レッスン通訳】
ドイツ国立ハンブルク音楽大学トリファー・スミス教授(2007)
ピアニスト マティアス・ファイト氏(2010, 2015, 2017, 2019)
ウィーン国立音楽大学ステファン・モラー教授(2011)
マインツ大学音楽学部マティアス・フックス教授(2015, 2019)
マンハイム国立音楽芸術大学学長ルドルフ・マイスター教授(2016, 2018)
■ひとこと
音楽学部を目指す方へ:
少人数ならではのアットホームな雰囲気のもと、一人一人丁寧な指導が受けられる大学です。
「音楽が好き」という気持ちを大切に、様々な機会が用意されている音楽学部で社会へつながる可能性を探ってみませんか。
2024年4月1日更新