教員紹介
徳丸 吉彦(Yosihiko Tokumaru)
音楽学
職 位:客員教授
■主な担当科目
大学院:音楽特殊研究
■専門分野・研究内容
音楽学、とくに、民族音楽学
■略 歴
東京大学文学部(学士)、同人文科学研究科(修士)、ラヴァル大学(博士)。日本では国立音楽大学、お茶の水女子大学、放送大学に専任として勤務。海外では、モントリオール大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校に客員教授として勤務。本学での現職の他、お茶の水女子大学名誉教授。今まで、多くの大学院で博士論文の指導・審査を行ってきました。国内では、聖徳大学以外に、お茶の水女子大学、大阪大学、大阪芸術大学、東京外国語大学、沖縄県立芸術大学、海外ではモナシュ大学(オーストラリア)、トロント大学(カナダ)など。2019年度には、お茶の水女子大学、東京音楽大学、パリ(ソルボンヌ)大学で博士論文の審査を行いました。また、民族音楽学への貢献により、田辺尚雄賞(東洋音楽学会)、小泉文夫音楽賞、ヴェトナム政府からの文化戦士勲章、グイード・アードラー賞(国際音楽学会)などを受けました。
■主な研究業績
2005年以降の主な研究業績を記します。
2005 Musics, signs, and intertextuality: collected papers. Tokyo: Academia Music.
2007 『音楽とは何か:理論と現場の間から』東京:岩波書店。
2016 『ミュージックスとの付き合い方:民族音楽学の拡がり』東京:左右社。(民族藝術学会より木村重信民族藝術学会賞を受賞)
2019 『ものがたり日本音楽史』東京:岩波書店。(毎日出版文化賞特別賞を受賞)
翻訳では、2001 クーパー・マイヤー共著『新訳 音楽のリズム構造』(徳丸吉彦;北川純子訳)、東京:音楽之友社をお読みください。
音楽活動に関しては、日本製鉄文化財団の邦楽運営委員として紀尾井ホール他で演奏会の企画・解説を行い、カワイサウンド技術・音楽振興財団の審査委員として研究を助成し、またエネオス音楽賞邦楽部門選考委員として優れた音楽家の顕彰を行っています。
■ひとこと
音楽学部を目指す方へ:
多様な音楽を聴くとともに、自分の専門の音楽を細部まで聴く能力をつけてください。
大学院を目指す方へ:
博士論文はどんな言語で書いても、世界に発信されます。過去の研究の上に、新しい知見を加えなければなりません。研究に必要な言語をよく勉強して大学院に来てください。
2021年10月20日更新