教員紹介
廣川 恵理 (Eri Hirokawa)
音楽療法
■主な担当科目
学部
・音楽療法の理論と技法Ⅰ, Ⅱ
・音楽心理学
・成人・高齢者と音楽
・音楽療法各論B
・卒業研究
大学院
・前期課程:音楽文化研究V、音楽療法特別研究I, IV、音楽療法特殊研究、課題研究
・後期課程:音楽特殊研究、特別研究、文献原典研究
■専門分野・研究内容
・音楽療法、高齢者対象の音楽療法
・音楽の認知機能活性化への効果
・音楽の情動と覚醒度を調整する機能の療法的効果について
・ドラムサークルの療法的効果
■略 歴
新潟大学教育学部卒、新潟県内で高校非常勤講師(音楽)、ピアノ講師として勤めた後、米国カンザス大学に留学し、音楽療法を学ぶ。修士号(MME)取得後、岐阜県音楽療法研究所に主任研究員として勤務。
2004年にカンザス大学大学院博士課程修了、Ph.D(学術博士)取得。
日本音楽療法学会、世界音楽療法連盟、米国音楽療法協会、日本音楽医療研究会、日本老年行動科学会、世界ニューロリハビリテーション連盟、R.F.アンカファー神経学的音楽療法アカデミー、日本神経学的音楽療法協会会員。日本音楽心理学音楽療法懇話会理事。
日本音楽療法学会認定音楽療法士、神経学的音楽療法士(NMT)。
■主な業績
「日本のドラムサークル研究の動向:文献レビューによる調査報告」音楽心理学音楽療法研究年報第52巻、45-51、2024.
「対人援助でなぜ音楽を使うのか」音楽心理学音楽療法研究年報第51巻、127~128、2023.
「音楽療法におけるクライエントの情動調整の有効性と実践への応用―実践の振り返りに活かすために」音楽文化研究、21、41~60、2022.
「音楽が情動と覚醒度に変化をもたらすメカニズム」音楽心理学音楽療法研究年報第48巻、27~34、2020.
「音楽療法実践における対象者の覚醒度調整の重要性とその応用」音楽文化研究、18、9~13、2019.
「高齢者のための療法的音楽活用」アリシア・アン・クレア、ジェニー・メモット著、 廣川恵理訳、一麦出版社、2017.
「音楽療法の評価について」近畿音楽療法学会誌、14、83~98、2015.
「成人精神疾患の治療における音楽療法:理論的な基礎と臨床実践」ロバート・アンケファー、マイケル・タウト編、廣川恵理訳、一麦出版社、2015.
「音楽療法入門:理論と実践」第3版、W・デイビス、K・グフェラー、M・タウト編、第2巻、第3巻(共訳)一麦出版社、2015.
「子ども福祉音楽」(共著)星野政明編、「子ども家庭のウェルビーイング」、金芳堂、94~97、2011.
「子ども家庭と福祉音楽」(共著)星野政明、増田樹郎、真鍋顕久編、黎明書房、203~209、2011.
「音楽療法と医療福祉」(共著)日野原重明、西三郎、前原澄子、秋山智久監修、「医療福祉学の道標」、金芳堂、185~186、2011.
「音楽療法」守本とも子、星野政明編、新課程・国家資格シリーズ⑦「介護概論」、黎明書房、193~201、2006.
■ひとこと
音楽学部を目指す方へ:
音楽療法はいろいろな分野と関連していて、つかみどころのないようなものに感じることがあるかもしれません。勉強すればするほど音楽療法の価値、すばらしさ、奥深さがわかってきます。一緒に学んでいきましょう。
大学院を目指す方へ:
音楽療法の奥深~い世界をさらに追求してみませんか。難しさとすばらしさが実感できるはずです。根拠に基いた実践のために必ず役立ちます。
2024年4月1日更新