音楽学部 │ 聖徳大学

かがやく卒業生(25):磨き続け輝きを増す歌声と人間力

23.12.09

みなさん、こんにちは。
音楽学部のブログでは、卒業生たちのその後について「かがやく卒業生」シリーズでご紹介しています。

今日は、声楽の卒業生たち5人が開いたコンサートの様子をご紹介しましょう。今回出演したのは在学時の学年が異なる5人ですが、卒業後も様々な養成機関で研修したり、オペラや演奏会に出演し、また様々な形で指導も行っている人たちです。

9月14日(木)日暮里サニーホール・コンサートサロンで行われた演奏会のタイトルは「はじまりの時」。聖徳の音楽学部で学んだ技術、音楽、そして音楽家になるための心構えを大切に育みながら今に至ったことを、演奏を通して多くの方に知っていただける機会を作り、新たな出発点にしようという試みでした。

プログラムは、それぞれが初めて出会った思い出の曲や、今最も得意としている曲など多岐にわたり大変充実したものでした。

また、各自の演奏曲の説明やお話も聞きやすく、演奏会で演奏するだけでなく、構成する力も身につけていることがわかるものでした。

ピアノを担当されたのは、出演者たちが学生の時から指導してくださっている山口佳代先生でした。成長した出演者たちを頼もしく見守りつつ、圧巻のピアノを披露されていました。

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今回、出演者の方たちに次のようなことを伺ってみました。
① 聖徳大学音楽学部での学生時代について教えてください。
② 今はどのような活動をしていますか?
③ 後輩に向けてメッセージをお願いします。

及川響子さん

① 同級生と一緒にアンサンブルグループを立ち上げ、演奏会の自主開催、地域イベントやボランティア演奏に取り組みました。先生方から温かくご指導いただきながら、”やってみたいこと”に全力で挑戦し、成功も失敗も山ほど経験することができました。

②現在も大学時代にご指導いただいた先生のもとで学び続けています。演奏活動としてはコンサートやオペラ公演への出演、歌のお姉さんとして都内の幼稚園や保育園などで訪問演奏をさせていただいています。また卒業後にリトミックの指導資格を取得し、幼稚園や社会福祉の場で音楽授業を行っています。

② 学ぶことに全力投球できる学生の時間を存分に楽しんでください。全ての経験が糧となって卒業後の宝物になります!

佐間野朋美さん

① 学部と大学院を通して、中高教員免許のほかに「科目等履修生」として他学部の授業を履修し、小学校教員免許を取得しました。授業は週6日ぎっしり、朝と夜には練習という6年間を送りました。少しハードな大学生活でしたが、そのすべてが今の自分に活きていて、今では頑張ってよかったと思っています。

② 演奏活動をしながら、合唱団の指導や高校部活動の指導、非常勤講師など、音楽に関わる仕事をしています。学生時代「自分が演奏すること」と「教えること」は別物だと考えていましたが、今はそれぞれを高めあう互恵関係にあると感じています。

③ 教えてもらうのを待たず、自ら学びを求めに行ってみてください。好きなことを学べる環境で、より充実した時間を過ごして欲しいと思います!

友光曜子さん

① 入学して素晴らしい先生方と出会い新たな刺激に驚くばかりの日々でしたが、自分の歌えなさが本当に辛くて、泣きながら練習室の壁を殴りながらMa rendi pur contentoの練習していたのをはっきりと覚えています。
自分の実力不足に苦しんだ学生時代でした。

② オペラや演奏会出演の他、声楽やボーカルのレッスンをしています。また飲食店を回って演奏する「流しのオペラ歌手」をして、1人でも多くの方にオペラやクラシック音楽に興味をもって頂けるような活動をしています。様々な場所で様々なジャンルの歌を歌うことで、クラシック音楽を身近に感じていただけるような演奏活動が好きで続けています。

③ 聖徳大学音楽学部では卒業後に現場で必要な事を沢山教えていただきました。先生方も真摯にご指導下さいます。授業以外のこともなんでも相談してみて下さい。きっと音楽だけでなく、生きる上で必要なアドバイスを下さるはずです。大学で存分に学び、そして大学の外の広い世界にも触れて下さい。

松本直子さん

① ひたすら「練習」の日々です。各授業の課題はもちろんですが、歌ってみたい(挑戦したい)曲も山ほどあったので、時間が足りないなぁ‥と考えていたのをよく覚えています。とにかくもっともっと歌えるようになりたい、とがむしゃらな毎日でした。今考えれば週6日は2号館に通っていたと思います。

② 声楽家としてオペラ・コンサートへ出演しています。コンサートでは声楽家だけでなく、様々な楽器の方と共演する機会が多くあるので、学生時代とはまた違う形で音楽を学び続けています。
また、近年は子ども向けコンサートの企画・運営も行っていて、音楽を通して子どもたちの心の成長をサポートしていきたいと考えています。私自身としても、子育てと演奏活動を両立しています。上手くいかないことがほとんどで‥てんやわんやではありますが、周りのサポートのおかげで何とか舞台に立てています。

③ 「これをやってみたいな」という気持ちが少しでもあれば、まずは挑戦してみてください! できるかできないか、よりもまずは一歩踏み出すことが大事です。大学4年間は学ぶことに集中できる素晴らしい期間です。本当に贅沢な時間です。是非たくさん「挑戦」してほしいと思います。

吉田安希さん

① 聖徳の大学院で過ごした2年間は、とにかく自分の声に向き合う期間でした。先生方が一人一人丁寧に指導して下さるので、自身の発声にじっくりと慌てずに向き合うことが出来ました。

② 卒業後は、日本声楽家協会の研修所へ入所しました。聖徳で学んだことをもっと自分のものにして、もっと深めたいと思ったからです。現在は同協会で学びを続けながら、演奏活動もしています。

③ 上手に演奏できないこともあるし、失敗は怖いし恥ずかしいけど、そんな自分も自分だと認めて音楽に向き合うことを聖徳で学びました。自分を認めてあげる事は、音楽に関わらず生きていく上でとても大切な心持ちだと思います。広い視野を持って、思いっきり音楽を学んで欲しいです!

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出演者たちの、生き生きとした学生時代の様子や、やりたい目標に向かってコツコツと積み上げて今日を迎えたことに、頭が下がる思いがします。
これからも、音楽と共に社会で貢献できる人として大いに羽ばたいてください!

                           レポート:島崎智子(声楽)

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