授業紹介「音楽療法実習」~臨機応変に対応する心構えや技能を磨く~
21.08.15
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皆さん、こんにちは。
音楽療法を専門に学ぶ4年生は、障害児者施設において「音楽療法実習」を行います。今年度の春学期もコロナ禍ではありましたが、施設と念入りな準備を重ね、貴重な経験を積むことができました。
今日は実習生の一人、Aさんにセッションのレポートをしてもらいましょう。
Aさん、よろしくお願いします!
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はい、レポートいたします!
この日は重複障害者(成人男性)の個人セッションがありました。
沖縄出身の学生が三線を持参し、クライエントさんと一緒に弾いてみたり、三線で沖縄音階を使って歌ったりしました。クライエントさんも初めての三線のようで、興味津々に手を伸ばし、リズミカルに弦をつま弾いていました。
また、セッションの後半はピアノに並んで座り、クライエントさんが弾く音やリズムに合わせて、私たち実習生が即興的に音楽をつくり、まさに今ここでしか創れない音楽の世界を共有しました。
音楽療法実習のなかで私たち学生にとって最も難しい点は、セッションが予測のつかないことばかりが起こるということだと思います。
どれほど教科書や参考書で知識を得ても、そしてどれほどピアノや歌を「これで完璧!」というレベルまで仕上げたとしても、クライエントさんが想定外の反応をすれば、私たち実習生は臨機応変に対応しなければなりません。それが私たちの念入りな計画と異なったとしても、私たちにはいつでも自由自在に対応できるような心構えや技能が必要です。
セッション開始前は毎回心臓がドキドキするほど緊張しますし、セッション中も予測できなかった反応に遭遇すると緊張はマックスになりますが、終了後にクライエントさんから「楽しかった」、「今度はこの曲やりたい」などのリアクションをいただくたびに、音楽療法をやってよかったと実感しますし、さらに頑張ろうと思います。
秋学期の実習もまたクライエントさんたちにお会いできるのが楽しみです。
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Aさん、レポートをありがとうございました。
秋学期、大学生活締めくくりの実習を頑張りましょうね。
※取材と写真の撮影・使用は施設の許可を得ています。
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8月22日(日)のオープンキャンパスでは、音楽療法の体験授業を行います。
大好きな音楽を社会で活かしたいという皆さん、ぜひご参加ください♪
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