音楽学部

「夏休み─推薦図書 2018」音楽学部の先生方が薦めるこの1冊

18.07.21

酷暑の夏。聖徳大学では7月20日をもって春学期の授業が終了しました。音楽学部の場合は、引き続き実技試験や様々な筆記試験の期間を経て夏休みに入ります。

さて、長い夏休みと言えば読書─。聖徳大学川並弘昭記念図書館のウェブサイトでは、夏期休暇中に学生に読んでほしい書籍が公開されています。

写真:聖徳大学川並弘昭記念図書館

演奏学科、音楽総合学科の先生方からの推薦図書も各3冊挙がっています。このブログを訪れてくださった皆さんにも、それらをご紹介しましょう。機会があれば、皆さんもぜひご一読くださいね♪

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関口 時正 著
『ポーランドと他者―文化・レトリック・地図』 みすず書房、2014年

ショパンの書簡集なども手がける、日本のポーランド文化研究の第一人者、 関口時正による近著です。ピアノの定番レパートリーであるショパンのバラー ドについての論考のほか、シマノフスキーに関する小論も読み応えがあります。 この本を読むことで、ショパンやシマノフスキーの作品に対するイメージが大 きく転換されることと思います。

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坪内 稔典 著
『正岡子規の〈楽しむ力〉』 NHK出版(生活人新書)、2009年

芸術は、自ら楽しみ人々を楽しませることにその存在理由がある。この書は『坂の上の雲』の主人公の一人であった正岡子規の俳句活動を通じて、「如何なる境遇にあっても楽しみの中に生きる」という姿勢を貫いた『絶筆三句』に至るまでの正岡子規の芸術哲学が簡潔に述べられていて、現代の若い芸術家志望の学生に一読を薦めたい著書である。

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大内 壽恵麿 著
『信州ゆかりの日本の名歌を訪ねて』 ほおずき書房、2008年

信州(長野県)は日本のスイスと呼ばれ、山や川や高原の自然豊かな環境の中で多くの名詩を生み、優れたテキストとなり多くの名歌曲を生んでいる、それらは、民謡ともなり、学校唱歌ともなり、また日本の古典歌曲の宝庫ともなっていくのである。本学学生は初年次に志賀高原に研修旅行に行くが、音楽にも目を向けて、ハイキング等の研修とともに、教育県の面目躍如である信州の自然が生んだ名曲の数々に親しむ契機となれば幸いである。日本の古典を知らずして日本歌曲は理解できない。やがて日本語と音節、旋律と和声との関係も理解することができるであろう。

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徳丸 吉彦(監修) 増野 亜子(編)
『民族音楽学 12 の視点』 音楽之友社、2016年

題名にある「民族音楽学」は西洋音楽を含め世界の音楽を対象とする音楽学の分野です。1.「音楽と身体」で演奏する自分を考えてください。そして、3.「聴こえるものと見えるもの」で、楽譜の問題を考えください。さらに、「越境・ディアスポラ」で、西洋音楽がなぜ日本に越境しているのかを考えなおしてください。どの章からも、音楽を実践することの意味を考えるヒントが得られます。

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奥村 歩 著
『音楽で脳はここまで再生する : 脳の可塑性と認知音楽療法』 人間と歴史社、2008年

認知音楽療法について説明しているものである。交通事故などにより大けがをした患者が音楽を使った治療で回復していった症例が多く掲載されている。音楽が機能回復に役立つことを実例で理解できるので、学生にはその部分だけでも読んでほしい。

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クラウディオ・アバド 著
『アバドのたのしい音楽会』 評論社、1989年

これは、世界的名指揮者クラウディオ・アバド(1933~2014)が書いた絵本です。「絵本」ですから平易な文体で書かれており、楽器や楽譜、演奏形態等についてわかりやすく説明されています。その部分も大切なのですが、音楽に生きようとする学生の皆さんには、音楽とは何かという根源的な事柄や、音楽に対する姿勢など、アバドが発したメッセージを読み取っていただけることでしょう。気持ちを新たに音楽と向き合える一冊です。

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