授業紹介【児童文化Ⅱ~2】保育者の心を育む
22.12.16
今回は、折り紙の世界を学ぶ授業「児童文化Ⅱ~1」から、さらに内容を深めた「児童文化Ⅱ~2」の授業をご紹介します。
普段の授業では折り紙を使用していますが、本日の授業では「さくら紙」を使います。
「さくら紙」は「おはな紙」という呼び名で馴染みがあるかもしれませんね。
「『おはな紙』でお花を作ったことがある方?」という先生の質問に、ホイクカ女子の手が挙がりました。
今回は「さくら紙」を使用して、学習を進めていきます。笑顔の素敵なこちらの先生は、授業を担当してくださる広瀬先生です。
学習のポイントは3つ。
1つ目は「さくら紙」の特徴や扱い方を知ること、2つ目はいろいろな作品を作るための技法を学ぶこと、そして、3つ目は保育現場での活用法を考えることです。
まず、「さくら紙」の特徴について学びます。「さくら紙」の歴史は古く、室町時代から続く、紙の歴史についてレクチャーをいただきました。そして、「さくら紙」のさくらは日本でも指折の桜の名所、奈良県の吉野桜の「さくら」からとったことが分かりました。
薄いさくら紙を触ってみます。
どうですか?
とっても軽くてふわふわしていて、やわらかいのです。この感触は子どもたちにも大人気。
ほら、ふわっと浮きそうです。
こちらは何をしているのかというと・・・
教室の電灯をすかして見ています。面白いですね。子どもたちは、実際にこうやって遊ぶのだそうです。
附属幼稚園の先生でもいらっしゃる広瀬先生は、現場で見つけた子どもたちの面白いエピソードをたくさん教えてくださいます。
続いて、紙を縦目、横目に破ってみましょう。
分かりますか?
紙には繊維に沿って、縦線の流れ、横線の流れがあり、それぞれ縦目、横目といいます。
上側の写真のきれいに割けている方が縦目、横目はまっすぐ破くことができません。
他にも様々な紙の特徴を知ることで、どんな場所で製作をするといいのか、どんな手順で製作をするといいのか、子どもたちが楽しむために工夫する保育者としての視点を学びます。
今度はまるめてみましょう。
さくら紙は薄いので、まるめるのも簡単です。
さあ、このまるめた玉で、何をしましょう。アイディアが浮かびますか?
キャンディーに見立てて遊んだり、作品を作ったりしてもいいですし、この後どんな風に活動を広げていくのか、ここが保育者に求められる感性であり、想像力であり、創造力ですね。
ちなみに、広瀬先生は黒いさくら紙をひたすら丸めて、何を作られたと思いますか?
機関車トーマスが大好きな子どもと一緒に石炭を作られたそうです。楽しそうですね。
いよいよ、さくら紙でお花を作っていきましょう。
まずは、好きな色を選んでハサミで切ります。さくら紙は薄いので、何枚か重ねて切る方が切りやすいそうです。
ちょうどいい大きさに切ったさくら紙をねじってお花を作ります。
作業手順は・・・大丈夫! 先生の手元がスクリーンに映し出されます。
ねじってお花を作ります。
どうやってねじるかというと・・・
こうやってねじると・・・
はい、出来ました!
みんな真剣に作っていますよ。
集中しています。
先程まるめたさくら紙を花の芯にすることもできます。思い思いに花を作っていきます。
もうお一人、この授業を担当されていらっしゃる大山先生です。分からないこと、難しいこと、何でも質問できますね。
こんな感じかな?
ギャザーをつけたお花の作り方にも挑戦します。
ボンドの使い方のコツも習いましたので、みんな順調に作業を進めていきます。
さあ、完成です。
とても華やかですね。さくら紙は立体的な表現もできますし、ボリュームも出るので、お祝いの行事やパーティーなどにも大活躍するようです。他にも色の種類も豊富なので、衣装の一部にすることもできます。
保育者として、さくら紙のことを知り、そして必要な技法を学び、活用法を考えることは、子どもたちの生活を彩ったり、子どもたちの表現する力を育んだりすることにつながります。
ホイクカ女子は、着実に保育の実践力を身につけているようですね。
以上、担当は森岡でした。
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