短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

授業紹介【児童文化Ⅱ~2】保育者の心を育む

23.01.17

今回は、折り紙の世界を学ぶ授業「児童文化Ⅱ~1」から、さらに内容を深めた「児童文化Ⅱ~2」の授業をご紹介します。

突然ですが、こちらは一体なにをしているところでしょうか?

答えは、学習成果発表会で演じる「くれよんのくろくん」のクレヨンたちのセリフを相談しているところでした。学習成果発表会では、グループ毎に題材を選び、短大2年間で学んできた技術やアイディアを活かし、ホイクカ女子は自分なりの表現を創造し発表するようです。本日の授業は、発表会の準備です。

こちらのグループが選んだ題材、「くれよんのくろくん」は保育現場で親しまれている絵本で、子どもたちにも人気のお話です。登場人物のクレヨンたちが繰り広げるお話を、ホイクカ女子はどのように表現するのでしょう。

授業が始まると、セリフを相談し始めたホイクカ女子。

絵本を読んで、クレヨンの表情や文章から、それぞれのクレヨンのイメージに合わせたセリフや表現を考えています。「みどりくんは『グリン グリリリーン』だよ」「わあ、グリーンだから『グリリリーン』なんだね」子どものように楽しそうに笑ったり、真剣に考えたりするホイクカ女子。

セリフの相談が終わると、それぞれ小道具、大道具の準備に取り掛かります。

授業担当の広瀬先生がパネルを準備してくださいました。このパネルをどのように使うと面白い表現ができるのか、イメージに合う表現になるのか、友達と意見を出し合います。

もうお一人の担当教員、大山先生にもご指導いただきます。先生方は、附属幼稚園の先生でもいらっしゃいますので、保育現場での豊富な経験から適切なアドバイスを頂戴できます。

自分たちの考えやアイディアを、表現として表していくために、真剣に相談しています。

小道具の製作も、真剣です。「同じ黄緑でも、色見が違う…どうしようかな」

担当する役のクレヨンの色で、どのような表現をするのか楽しみですね。

一方…こちらのグループが選んだ題材は「どんな色がすき」。「どんな色がすき」は歌のタイトルです。

♪どんないろ~がすき 赤!!

歌をご存じの方も、知らない方も、一度聴いたら一緒に口ずさみたくなるこの曲も、子どもたちに人気の作品です。ホイクカ女子は様々な色が出てくる歌に合わせてダンスをして、表現するようです。

色のイメージに合わせた製作を進めていきます。

きれいな色彩ですね。鮮やかな色の表現は、折り紙の世界を学ぶ児童文化Ⅱならではの魅力だと思います。

こちらはさくら紙を使った製作。

立体的な表現が華やかで美しいですね。

こちらは元気いっぱいひまわりの製作。色がもつ個性を自分なりに感じ取った表現ですね。

そして、「どんな色がすき」に合わせて踊るダンスの振りつけを相談することにしました。

担当する色ごとにポーズを考えます。

楽しそうですね。笑い声が広がります。

色彩豊かな小道具とダンス、どんな表現になるのでしょう。

さて、最後にご紹介するのは「チューリップ」の歌で表現するホイクカ女子です。

前回の授業で作ったチューリップに葉っぱをつけるそうです。

赤いチューリップは先生が作られた作品です。よく観察しながら作っていきます。

先生にアドバイスをいただきながら、自分のイメージを表現していきます。

そして、完成したようです。

様々な色、素材に触れながら、自分の表現したいものを創造していく力は、子どもにも育ってほしい力ですね。豊かなイメージから生まれる表現・・・。実践を通して、ホイクカ女子は子どもに育んでほしい力、保育者として求められる実践力、そして、子どもを愛おしんでいく心を身につけていくようです。

学習成果発表会、がんばってください!!

以上、担当は森岡でした。

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