短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

保育園で遊具を使ったワークショップ!

19.02.15

図画工作の授業で、「素材発見!みんなで作ろう」という課題があり、段ボールや新聞紙などの身近な素材を使って共同制作をしました。グループごとにテーマを決めて、自分たちで作りたいものを考えて作ります。“魔法のオーブン”や“おかしの家”“電車ごっこ”“ファッションショー”など、面白そうなものがたくさんできました。 “おかしの釣り堀”“アニバルーン”(風船を割るゲーム)は、保育室内で遊べそうな遊具なので、実際に保育園に行って、子ども達と遊ぶ事になりました。  

私達が作った遊具を子どもたちは喜んでくれるのか、ちょっとドキドキしていましたが、保育園に持って行くと(5歳児)、子ども達はすぐに集まってきました。 「これ、な~に?」 「お菓子が一杯!」 興味を持ってもらえました!

自己紹介のあと、遊び方の説明です。 “おかしの釣り堀”は、「お菓子の箱には点数がついているので、一杯釣れたら勝ちです!」

“アニバルーン”は、「動物の顔には画鋲がついているので、風船を投げて、割れたら勝ちです!」 さすが5歳児!すぐにルールを理解しました。  

早速、遊び始めました。“おかしの釣り堀”は、みんなで一斉に釣ろうとするので、紐が絡まってしまいます。

そこで、急遽、紐を短くして修正!

「釣れた~~~!」

アニバルーンは、初めは風船を当てたいけど、割れるのもこわい・・・ 目標に向かって風船を投げるのですが、意外と難しい・・・  

それでも、お友達と応援し合いながら、投げ方もいろいろ工夫しています。 風船が割れた時には、みんなで拍手!

楽しい時間はすぐに過ぎてしまいます。 一杯遊んだ後は、みんなで「バイバイタッチ!」

「また、遊びに来てね!」って言ってもらえて、私たちも嬉しくなりました。

終了後は、石川園長先生と振り返りを行いました。 「アニバルーンは、画鋲を使って風船を割るゲーム。子ども達から危いものを排除するのではなく、上手に経験させることができた。」「おかしの釣り堀は、子ども達の身近なお菓子の箱を程よく加工していて、お菓子を釣ることの楽しさがあった。」とのコメントを頂きました。初めは、自分たちが作ったものを子どもたちが喜んでくれるのかドキドキしていましたが、実際に子ども達が遊び、その様子を見ることができたのは、教室の中での学びを、現場に結び付けて考えることができる貴重な体験になりました。

その日の午後、、、 私達が帰った後も、遊びは続いていました。 思い思いに釣り堀を楽しんだ後は、池のなかに寝そべって 「あ~、良い気持ち~」 水の中に浮いているイメージを膨らませて遊んでいました。 「僕が作ったんだよ!」と言って、紐に針金を付けて自作の釣竿を作り、遊んでいる子もいました。遊具は、ルールや目的をあまり限定してしまわないで、子ども達が工夫して自由に遊びを広げられるようなものが良いのだと分かりました。

担当は北沢でした。

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