管理栄養士としての経験が糧になり、今の仕事を頑張っています。
22.01.13
群馬県の病院に勤務している学部8期生です。
以前は管理栄養士として急性期病院の内科2病棟と併設していた老人保健施設👴に携わっていましたが、現在は言語聴覚士(以下ST)として働いています🏥
当時、誤嚥性肺炎の患者さんと接する中でSTの要望に応じた食形態の調整と厨房との橋渡しをしており、リハビリテーション(以下リハ)科の人と関わる機会も多かったです👩⚕️そこで次第にリハ栄養と摂食嚥下機能に強く興味を持つようになりました✨✨
リハ栄養とは、障害を持った方や高齢者などに対し、「リハの内容を考慮した栄養管理」と、「栄養状態を考慮したリハ」を行うことを指します👍
患者さんやST、リハ科の人達と関わる内に、身体機能と活動量に応じた栄養へのアプローチをしたい、患者さんを支援していきたい。そんな気持ちが強くなり、STを目指すことに決めました(*´▿`*)✨
急性期病院を退職後、2年制の専門学校(言語聴覚士養成施設)に入学してSTの資格を取りました。学校では他分野の領域で働いてきた仲間と切磋琢磨し、貴重な時間を過ごすことができました😊
STは、口腔機能・嚥下耐用能を踏まえて食形態を決定し、必要栄養量を確保しなければなりません😭嚥下機能が低下している多くの対象者は活動量が少なく食思がない高齢者の方ばかりです👵そのため、少量でも安全に経口から栄養素を摂取するには、栄養士と密に連携を取っていく必要があります😆
STが希望する食事は厨房が対応可能な範囲なのかの判断、栄養補助食品の特徴の理解、ADL・活動量・病態に応じた必要栄養量の設定等は、管理栄養士・STの双方の立場から視ることが可能な、自分ならではの強みだと思っています💪(`・ω・´💪)✨そして、日々の診療やNST回診を通じて、管理栄養士として勤めてきた経験は糧になっていると感じています😄
STも管理栄養士も学ばなければいけないことは本当に多岐にわたっています。また共に対象者が患者さんということは変わりありません。画像や数値だけに惑わされず、目の前の起こっている患者さんの反応や訴えから評価の訓練をしていくことが大事なのだと日々実感しています🌼✨
培ってきた経験を通して、様々な視点から多面的・多角的にアプローチが出来るよう、常に疑問を持ち、自分の臨床を見つめ直しながら日々患者さんと接していきたいと思っています😆
※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております。