人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

【卒業生紹介】高齢者施設の厨房でがんばっています。

21.06.28

こんにちは!
2019年度(2020年3月)卒業生のA.Sです。

大学を卒業後、有料老人ホームを中心とした、給食委託会社に就職しました。

私が配属されている施設は、入所定員63名の介護付有料老人ホームです。
主な業務内容は、本社の管理栄養士が作成した献立をもとに、調理を行うことが中心で、
その他に、盛り付け、翌日の仕込みと調理の準備、洗浄・清掃、食材納品時の検品、食材や資材の発注作業等を行い、
ご入居者様に安心安全な食事を提供できるよう、日々業務に励んでいます✨✨✨

ご入居者様にとって「食事」は、楽しみの一つです☺️

通常の食事以外にも、季節の「行事食」や「郷土料理(地域の特産物を使って、
伝統的な料理や味、雰囲気を楽しんでもらう料理)」に力を入れています。

写真は、一例です。

⑴行事食;節分(太巻き寿司)
メニュー;太巻き寿司といなり寿司・いわしのつみれ汁・大豆煮・春菊のゆず和え・抹茶ようかん

写真は、節分の時の行事食の写真です。
いなり寿司は、厨房内で、1から手作りしています。
油揚げがとても破れやいので、破けないように綺麗に形を成形することに苦労しました。
通常のご飯が食べられないご入居者様には、お粥の中に刻んだ油揚げを混ぜ込んで、提供しました。

 

⑵郷土料理;北海道
メニュー;海鮮丼・すまし汁・かぼちゃの煮物・温野菜のたらこチーズソース・小豆のパイ饅頭

こちらの写真は、北海道の郷土料理です。
北海道の新鮮な海の幸を、たくさん盛り込んだメニューとなっています。
ご入居者様は、なかなか外に出かけることができない為、
「食事を楽しんでほしい」という思いで料理をしました。
海鮮丼の具は、タイ・マグロ・サーモン・玉子・エビの5点盛りです。

盛り込みの量が多く、時間がかかりましたが、
どの食材もバランス良く、綺麗に盛り付ける事を心がけ、丁寧に作業を行いました。

めん類や丼ぶりものは、喫食率も高く、残食も少ないので、人気のメニューです💓

しっかり味がつけられているか、見た目が綺麗に盛り付けられているか、1つ1つ確認しながら料理をしています。

また、食中毒を起こさないよう、気を付けて業務を行っています。

入社してすぐは、禁止食、食事形態など、覚えることがたくさんあり苦労しましたが、
現在は、仕事をスムーズにできるようになりました。

1日3食、365日提供することは大変ですが、ご入居者様に「美味しいよ」と
言っていただけることがやりがいです☺️

管理栄養士として、朝早くから夕方まで忙しいですが、充実した毎日を過ごしています。

今後の目標は、調理業務だけではなく、献立作成業務にも携わりたいと思っています。

 

これから入学予定の高校生、後輩の皆さんには、
大学で行われる、調理実習や大量調理の講義・実習を大切にしてほしいと感じます。

やるべきことはたくさんありますが、4年間の中で行われる、講義の小テスト、定期試験など、
コツコツと努力を積み重ねていってください。

もし、悩んだり迷ったりした時は一人で抱えこまずに大学の先生・助手の先生方に相談してみてください。

先生方は親身になって、みなさんの相談にのってくださると思います。

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