人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

卒業生から:現場で働く管理栄養士

19.02.25

みなさん、こんにちは。
委託給食会社 エームサービスジャパン㈱で働く早川実良(学部12回生)です。

現在は、入社3年目で川崎市の救護施設で働いています。
この施設は平均90食程度の小さな施設で、365日3食の食事を提供しています。私は早番を担当し、午前中は朝食・昼食調理、午後は献立作成等の事務を行っています。

この仕事で嬉しいは、自分で考えた献立を調理し、その料理を利用者さんがおいしそうに食べてくれることです。直接利用者さんの声を聞くため、週に1回以上のミールラウンドを行い、献立やイベント食の企画に反映させています。時には「口にあわない」「おいしくない」等の厳しい意見もありますが、「こんなに美味しいもの食べたことがない」「また出してほしい」等の嬉しい声も聞けるので、とてもやりがいになっています。

特に月1回開催される、選択食とイベント食の企画には力を入れています。
これは郷土料理をテーマにしたイベントの写真です。

鹿児島県(奄美大島)の郷土料理の鶏飯です。お茶漬けのように汁をかけて食べるものですが、利用者さんの中には汁物が飲めない方もいるので、ご飯に味をつけ、汁をかけても、かけなくても美味しく食べられるようアレンジしました。汁具を入れると10点盛りのボリューム満点で、色合いにもこだわった献立です。

施設で生活していると、流行りの料理や郷土料理、外国の料理などを食べる機会が少なく、サイクルメニューになりがちです。食が楽しみの1つであり、ほっとする心温まるものになるよう、職場の先輩、後輩と日々努力しています。

※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております。

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