人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

卒業生から:研究開発部で働いています

19.01.21

株式会社 味泉 研究開発部 の 武江宥果(学部10回生)です。

私の会社では、業務用液体調味料を開発・製造しています。
自社ブランド品は持たず、オーダーメイドに特化しています。
製品が業務用であるため、会社名が表に出ることはほとんどありませんが、外食産業・スーパー・コンビニエンスストア・食品メーカーの中でも、誰もが知っている有名企業様向けに製品を開発・製造させていただいています。

私が所属する研究開発部では、主にお客様のご要望に応じた企画立案・製品開発を行います。
お客様とともに味作りを行う、とても重要な役割を担っている部署です。

何百種類もある原材料を駆使し、お客様専用の世界で唯一の味を作っていきます。
お客様が求める味・機能は千差万別。そのため、入社して5年経った今でも、開発者としてはまだまだ未熟で、試行錯誤と新たな発見の毎日を送っています。

そんな私が、最近1番嬉しかったことは、2年程前から着手していた開発品が製品化できたことです。
この製品は、弊社ではあまり実績のない市販品の商品です。開発にあたり、原料の選定・安全性・コスト・その他多くの困難がありましたが、昨年末にやっと製品化することができました。全国に発売された商品が棚に陳列されているのを見た際、本当に嬉しく、忘れられない光景になりました。
やはり開発した製品が採用された際の喜びは格別で、開発品が使われた実際の商品を食べるのが楽しみであり、またやりがいともなっています。

食品メーカーの開発担当者として働くために必要なことは、食品学・微生物等の知識だけでなく、刻々と変化する食に対する市場のニーズを敏感につかみ、それに柔軟に対応できる力であると感じています。
同じ部署のメンバーはみんな食べることが大好きなので、市場調査も兼ねて、定期的に有名店や人気のお店に食べに行っています。

私の仕事は、管理栄養士の資格を活かして働く職種ではありませんが、最近では健康をテーマにプレゼン等を行う機会も増えてきました。そういった場合には、聖徳大学で勉強してきた『食べ物と健康』、『基礎栄養学』、『応用栄養学』などの科目の知識が役立っていると実感します。

幅広い知識と開発スキルを身に付け、一流の開発者になれるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております。

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