人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

卒業生から:介護老人保健施設で頑張ってます!

18.02.06

医療法人 丸山会 介護老人保健施設「ケア新小岩」に勤務する管理栄養士 深津磨美(学部7回生)です。
今回は介護老人保健施設の管理栄養士の仕事をご紹介します。

まずは、イベント食について。
「お誕生日会」ではおでん、ベビーカステラを作りました。

「喫茶」では餡子が好きな方が多いので、餡子のお菓子を提供したり、焼き芋を提供。
焼き芋はなんと何十年ぶりという方も。数日経っても「焼き芋美味しかったのよ~」と。

デイケアではクリスマス会をやりました。メニューカードを大切に持って帰ったとか。

敬老の日と忘年会では松花堂弁当を提供。忘年会のお品書きには長寿と健康を願い、事務所一同で
鶴を150羽折りました。大切に居室に飾っている方もいたとか。またやってねと言われたので、
新年は干支の戌を。恒例になりそうな予感・・・。

施設で生活をしている人の楽しみは食事。嚥下状態を見たり、嗜好調査をしてどんなものなら食べられるか
考え、なるべく季節感のあるものを取り入れるようにしています。食べてる時の笑顔が原動力!
とは言え、一番大切なことは、入所者様、一人ひとりの状態に応じた栄養ケアの実践です。
栄養ケアって何だろうと思いますよね。
介護士がカルテに記入した体重や身長、支援相談員やケアマネージャーからの入所前の血液検査などから情報などを基に・・・。
たくさんの職種の方と共に支えています。


痛みや疲れにより食事量が変化したり、嚥下状態や加齢により同年齢であっても栄養素の吸収力が異なり、補助食品を付加しても思うように数値の改善が見られないことも多いです。
なので、ミールラウンドや施設生活を観察し、「本人」に会ってどのような生活を送っているのか把握します。
他にも声の変化はないか、皮膚の状態、手を握ったり離したりできるか、握力はあるか、爪はどうか観察するようにしています。じっと見るのではなく、最近の話をしながら。
日々、入所者の方から学ばせていただいてますって、感じです。


社会人になると大学のように講義で情報が得られなくなってしまうので、私は栄養士会に入会しました。
全国栄養士大会では各分野に特化した話が聞けるだけではなく、ランチョンセミナーもあり、美容と健康について聞けます。また、業者さんが来ているので、新しい栄養食品のサンプル情報を仕入れています。
全ては、入所者の方のため。そして、自分自身のため。
頑張ってま~す!

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