玄米の栄養は? ―食品科学実験Ⅰ-
17.12.08
もうすぐ冬休み♪ クリスマス、お正月と楽しい行事が続きますね。
聖徳大学でも冬休みを心待ちにしながら、秋学期の授業が後半戦に入りました。
今回は、1年生の必修科目である「食品科学実験Ⅰ」を紹介します。
「日本食品標準成分表」を知っていますか?私たちがいつも食べている食品約2200種類に含まれる栄養成分量が載っています。それぞれの食品について、52項目もの栄養成分です。栄養成分の数値は、給食の献立作成やカロリー計算、栄養指導などを行う時の基本的な資料です。従って、管理栄養士は「食品成分表」について正確に理解し、自由自在に使いこなす力が必要です。
「食品科学実験Ⅰ」では、食品成分表と同じ方法を使って食品成分の量を測定する実験をします。今週は、玄米に含まれる『脂質』および『ナトリウム』・『カリウム』を測定する実験でした。
みんなでのぞきこんでいるのは・・・
脂質を抽出する装置
みんなが取り囲んでいるのは・・・
原子吸光光度計;ナトリウム、カリウムの他、カルシウムなどのミネラル成分の測定に活躍します!
実際に実験し、レポートにまとめることで、それぞれの栄養素の化学的特性や「食品成分表」に対する理解が深まります。授業で測定できる成分は、成分表の52項目のうち 10項目ですが、レポートは40枚近い大作になります。
レポート作成を終えて提出した時の達成感をみなさんもぜひ味わってください。
(食品科学研究室)