【授業】卒業生の講義 ~ 管理栄養士活動論 ② ~
21.02.08
「管理栄養士活動論」卒業生の講義 第2弾です!
第12回の授業では、「高齢者福祉施設で活躍する管理栄養士」について、本学人間栄養学部同窓会会長の中村典子先生(特別養護老人ホーム 柏こひつじ園管理栄養士)よりご講義をいただきました!
高齢者の終の棲家でもある高齢者福祉施設での栄養ケア・マネジメントを始め、ターミナルケア、介護福祉士等との他職種連携の必要性など超高齢社会のキーワードが盛沢山の講義でした。
高齢者を取り巻く家族や地域との向き合い方、管理栄養士という専門職の在り方と同時に人としてどうあるべきかを学び、とても深い内容でした。
中村先生自身が今までの管理栄養士活動の中で出会ったエピソードのお話の場面では、教室で対面授業に参加していた学生さんの中には泣いていた方もいたようです。
また、中村先生自身の日本栄養士会、千葉県栄養士会等、様々なネットワーク活動もご紹介いただき、生涯勉強し続け専門職としてスキルアップしながら、社会貢献していくことの必要性も大いに感じました。
~学生からの授業後リフレクションシートより~
・入居者が最期まで安全安心な生活をおくれるように、入居者に寄り添った栄養管理や食事の提供を行う使命があると分かりました。様々な現場でご活躍されている中村先生のような管理栄養士になるためには、いつまでも学ぶ姿勢を持って管理栄養士の資質を磨き続けなければならないと思いました。
・管理栄養士はどんどん現場に出て行き、利用者の食の楽しみや健康管理にいかしていくことが重要だと分かりました。
・ターミナルケアでは、利用者さんの希望をできる限り叶えられるように努力すること、一日一日を大切に援助ができるようにすること、最期まで心安らかに穏やかに過ごせるように見守る。というのが印象に残りました。
・特養で働く管理栄養士は少人数であり、適切な判断をするのに多職種との連携が必要であることが分かりました。生活は困難になっても、食事を楽しいと思ってもらえるように、さまざまな角度からサポートを出来るような管理栄養士であることが大切であると感じました。
・利用者の方にとっては施設が生活の場であるので、生活の全体を見なければならないと痛感しました。
・ターミナルケアのお話、ものすごく感動しました‼