人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

【授業】OGTTライブ!〜生理学実習Ⅱ(3年生)

21.01.12

管理栄養士になるためには、実験・実習が欠かせません。

今回の実習は「経口グルコース負荷試験」という糖尿病の検査です。

緊急事態宣言が夕方に発出されることになったので、実習もライブ配信で行いました(2021年1月8日実施)。

血糖値の測定には、糖尿病の患者さんが日常的に使っておられる「自己血糖測定器」を使います。

手のひらに隠れるほどの小さな機械ですが、とても正確です。

被験者(検査を受ける人)は、この記事を書いている大久保。

助手さんに検査の実施者になってもらいました。

この日私は朝食抜きで大学研究室まで来ています。昨夜9時以降、水を2回飲んだだけの絶食状態で検査を受けます。

指先を消毒して…

特別な使い捨ての針で刺して…

直径1ミリほどの血液が出てきたらそれをセンサーの先端に触れさせると…

5秒ほどで血糖値が表示されます!

↓これがこの日の「空腹時血糖」です。

次に「トレーランG」という検査用の糖液を飲みます。

グルコース75gに相当する225mLの液体(ほぼサイダーです)を5分ほどかけて飲みました。

これで「経口グルコース負荷」が行われたことになります。

これから30分おきに血糖値を測っていくだけですが、検査の間は安静にして座位を保っていなくてはなりません。

(興奮したり運動したりすると血糖値は余分に上がってしまいます)φ(._.)

検査には忍耐が必要です。

待ち時間の間に、学生さんたちにはちょっとした知識チェックなどをしてもらいながら2時間、計5回の血糖測定が無事終了しました。


その結果判定は「境界型」で、少々気をつける必要があることがわかりました(^^;)

そして、ライブ配信した私たちはユーチューバーの気分をちょっとだけ味わいました♫♦・*

(医科栄養学研究室)

※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております

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