【授業紹介】かき氷のシロップから着色料を学ぼう!
21.10.04
2年生の食品衛生学実験をご紹介します✨
環境中の微生物や食品添加物について学習します。
本日は、かき氷のシロップに使用されている着色料を取り出す授業です。
かき氷には合成着色料と呼ばれるタール色素が含まれています。
「ブルーハワイ」「抹茶」「いちご」「レモン」「メロン」から各班、2種類のシロップを使います。「いちご」と「ブルーハワイ」を選びました。
いくつかの試薬を入れて着色料だけを抽出し、加熱して濃縮します。
キャピラリー(細いガラス管)で、細長いろ紙の下に濃縮した着色料をしみ込ませます。
そして渦巻管というガラス管に取り付けます。
シャーレに移動相(クロロホルムやエタノール)を入れて、展開槽(ガラスの円筒管)の中に置きます。
そこにろ紙をつるした渦巻管を入れ、ろ紙の先端が移動相に触れると、少しずつ移動相がしみこんでいきます。
およそ20時間で移動相とともに着色料が分離していきます。
これをペーパークロマトグラフィーといいます。
いちごのシロップには「赤色2号」、ブルーハワイには「青色 2号」という着色料が含まれていることがわかりました。
食品添加物の使用量は、体に影響のない量が法律で定められています!