【研究室紹介】共食をしよう!
21.07.13
こんにちは🌻
今回は、栄養教育や食育について研究している研究室を紹介します。
食事は一人で食べる「孤食」より家族一緒に食卓を囲む「共食」が絶対いいですよね。「共食」は料理の種類が多くなり栄養面でおすすめ、プラス楽しいしおいしく感じます。何が食べたいか考えて一緒に作るのも楽しいです。子どもにとってこのような食体験が将来の健康を支えるカギです。
でも、忙しい親世代はゆっくり食べる時間がとれず、子どもだけの「子食」も見受けられます。そんな子どもたちの居場所となり、共食の場になるのが「子ども食堂」です。最近は子どもから高齢者まで地域住民が集まれる居場所づくりが進んでいます。
聖徳大学のある松戸市には「まつど子ども食堂の会」があります。写真は卒論生と一緒に参加したときのスナップです。定番の焼きそばや野菜たっぷりスープ、夏ならではのかき氷に祭り寿司の実演などもあり、百人以上の皆さんが集まりました。卒論生も配膳を手伝い、子どもたちと一緒に遊んで(もらい?)楽しいひとときでした。
これをきっかけに子ども食堂の運営者を対象に食事作りで困っていることや、どんな学生ボランティアを求めているか調査分析し、結果をまとめて「松戸子ども食堂マップ」を作成しました。
子ども食堂では子どもたちと一緒に遊んでくれるお姉さんを求めています。入学を考えている皆さん、子ども食堂の子どもたちと共食の機会を持ちませんか?
新型コロナ禍ではボランティア活動は難しいですが、卒業研究の学生は子ども食堂で使ってほしい地域の特産品のレシピを考えたり、ナッジ*を応用して野菜料理の残食を減らす試みを提案したり、今だからできる研究を進めています。
*ナッジとは行動経済学に基づく考え方で、ひじで軽くつくように知らぬ間に強制することなく行動させることを言います。足跡マークを使って人と人との間隔をあけてもらうのもナッジの一種です。
かき氷は子どもたちに(お姉さんにも)大人気!
焼きそばや野菜たっぷりスープはあっと言う間にトレーから消えます。
子ども一人でも受付けます。
祭り寿司は千葉県の郷土料理、ボランティアスタッフが実演していました。
このマップ作成時より増えて現在19の子ども食堂があります。
最新の情報はこちらからどうぞ↓
まつど子ども食堂の会 – まつど子ども食堂の会 (jimdofree.com)