基礎栄養学実験
19.10.14
こんにちは
今日は1年生後期に行う『基礎栄養学実験』の
授業風景を、紹介したいと思います!
糖の性質を利用して、呈色試験を行っています。
写真は、フロログリシン反応という方法で
五炭糖(ペントース)の
検出を行なっているところです。
この方法では五炭糖は
きれいなピンク色になります。
糖溶液にフロログリシン溶液を加え、煮沸します。
最後に1-ペンタノールを用いて有機層に
色素を移すために試験管を振ります。
協力して操作を行なっているところです。
楽しそうですね(^^)
その結果、、、
五炭糖(ここではアラビノースとキシロース)は、
濃いピンクに変化しました!
左から、アラビノース、キシロース、グルコース、
フルクトース、ガラクトース、ラクトース、
マルトース、スクロース、ラフィノース、でんぷん
得られた結果から班で考察を話し合い発表します。
これはみんなで検討しているところです。
どうして、試験管によって色が違うのかな?
糖の形をちょっと変えると、
思いがけない色の物質に変わります。
アラビノースとキシロース以外は六炭糖で、
でんぷんは六炭糖が繋がっているものです。
六炭糖でも色が変わるものがありますね。
フラン環という
五角形の形をしている糖(フルクトース)と、
それを含む糖(スクロース、ラフィノース)です。
このようにして
たくさんある糖を区別することができます。
実際にこれらは、小麦、コメ、果物、牛乳、
水あめ、お砂糖、キャベツに含まれる糖です。