人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

看護学部とのコラボ授業 第2弾 ~臨床栄養学Ⅳ~

19.06.19

看護学部との合同演習授業、第2回目です!

今回、学生には、2つの症例とシミュレーション課題が提示されました。

症例A                                                  82歳、女性、右大腿骨頸部骨折(大腿骨人工骨頭置換術(前方アプローチ)の術後7日目。              ~シミュレーション課題~                                                   術後、食欲が低下しているため、残り2週間の入院期間の中で食事が食べられてリハビリに取り組めるようにしてください。

症例B                                                  38歳、女性、2型糖尿病、糖尿病治療の教育目的の入院の2日目。                         ~シミュレーション課題~                                           明日の栄養指導を前に、15時から病棟担当管理栄養士が病棟に来ます。患者指導に必要な情報を共に整理して計画を立ててください。

コラボ授業は、いよいよ最終回です。                                          対象の患者さんに応じた治療計画を完成させます。

 

9:00~10:30  看護師と管理栄養士が協働して患者の治療計画を立案

班ごとに指定された症例の治療計画をたてます。

看護学部の学生と人間栄養学部の学生は、これまで一緒に授業をしたことがありませんでした。学生同士の意見交換は進むだろうか・・・と教員は心配していましたが、そんな必要はありませんでした( °o°)

時間が足りなくなるくらいに活発な話し合いが行われました!

そして、すべての班が時間内にしっかりと計画を立てることができました。

 

10:45~12:00  治療計画の発表

司会、タイムキーパーも学生が行い、自主的に発表を進めていきます。

看護師と管理栄養士の視点から、伝えるべきポイントをしっかりと押さえて発表していました!

質疑応答も積極的に行われました\(^o^)/同じ症例でも、班によって見解がわかれる内容もありました。それぞれが考えた根拠を伝えあうことで、患者さんをみる視野が広がったようでした(*•̀ᴗ•́*)

 

 

12:00~12:15  教員の講評

教員からは、活発なグループワークができたこと、患者さん中心の計画に近づいたことなどが評価されました。

話し合いではたくさんの意見が出たけれど、発表では踏み込めなかった内容もありました。今後の学びでより深めてもらえることを期待しています!

 

最後に

2025年には、約5人に1人が75歳以上になると予想されています(;・ω・) これを「2025年問題」といいます。さらに2065年には、約4人に1人が75歳以上・・(゚д゚lll)

このような社会の中で、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制づくりが必要となります。その中心となり、人々を支えるのは管理栄養士と看護師です。

今回のコラボ授業をとおして「多職種連携」への歩みをはじめた学生さんの成長を楽しみにしています!頑張れ、4年生!!

 

※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております。

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