官能評価とは?!
18.11.08
今回は「食品官能評価・識別論」という科目をご紹介します。
この科目はフードスペシャリストという資格を取得するために必修になっている科目です。聖徳大学 人間栄養学部では、管理栄養士の受験資格に加えて、この資格も取得することが可能です。
(管理栄養士の必修科目に加えて、4科目の授業を受けて毎年12月に行われる試験に合格すると取得できます。)
フードスペシャリストについては“コチラ”から!!
話をもどして…
官能評価とは、視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の五感の能力を利用して行う評価や検査のことを言います。
今週は「2点識別試験法」、「3点識別試験法」を実施しました。
<2点識別試験法>
今回は、2種類の濃度の異なるコンソメスープを飲み、濃度の差が識別出来るかを判断しました。
コンソメ粉末が薄いものは1Lに9.6g、濃いもので11.2g入っています。(1.17倍の差があります)
見た目では全然分かりませんね。
でも、授業を受けている学生のほとんどが正解していました!
わずかなの濃度差を識別できるなんて、ヒトの味覚はスゴイですね。
<3点識別試験法>
今回は、3つのうち2つは同じメーカーのオレンジジュース、1つだけ別のメーカーのオレンジジュースが入っているので、1つだけ異なるものを識別できるかを判断しました。
今回使用したのは「森永乳業 サンキスト 100%オレンジ」と「ミニッツメイド オレンジ100%」でした。
こちらも見た目では分かりません。
3点識別では味覚だけでなく、触覚や嗅覚、視覚も使って評価していきます。
こちらもほとんどの学生が正解していました!
食べ物、料理に関係する職に就く人にとっては、味が識別できる、五感を働かせおいしさを識別できる事はとても重要なことです。
フードスペシャリストについて、もっと知りたくなったら11月17日の聖徳祭で行われる「食に関する講演会」で資格を生かして起業した卒業生の話が聞けますよ!
是非、ご来場ください! 詳細は“コチラ”
(食品科学研究室)