人間栄養学部・人間栄養学科 │ 聖徳大学

卒業生から: 病院で働く管理栄養士です

18.06.11

上尾中央第二病院に勤務する柏木陽子です(学部12回生)
当院は、主に亜急性期、慢性期の患者様への医療環境を提供しています。

私の仕事は、主に「給食管理」と「栄養ケア・マネジメント」に分かれます。
当院はセントラルキッチンシステムを導入しているため、患者様の病態に合わせた食事単位(約15食種)の発注を行っています。再調理・盛り付けは当院の調理師が行い、管理栄養士が一膳ずつチェックをして提供しています。その他に、経管栄養剤の管理、掲示用献立表の作成等も行っています。

ホスピス病棟では、年3回栄養科・看護部・ボランティアスタッフ協働でバイキングイベントを実施しており、大変好評をいただいています。

私は回復期リハビリ病棟の患者様の栄養ケア・マネジメントを担当しており、入院時に患者様のベッドサイドに出向いて話を伺い、医師の指示のもと必要栄養量・食事内容・形態を決定します。入院中は、頻繁にミールラウンドを行って食事摂取状況を確認し、患者様の要望を聞いて食事に反映させています。患者様とコミュニケーションをとり、定期的に栄養アセスメントを実施することで、栄養ケアの向上、信頼を得ることに繋がると感じています。
嚥下障害がみられる患者様には言語聴覚士と連携して食形態の検討を行い、低栄養の患者様には多職種協働(NST)で栄養療法の介入を行っています。糖尿病や高血圧症等の基礎疾患がある患者様には栄養指導も行っています。また、グループ病院という形態を活かし、所属する病院・施設の管理栄養士でプロジェクトチームを結成し、食および栄養ケア向上について研究活動を行っています。
現在は育休を取得中ですが、今後も管理栄養士としてキャリアアップし続けていきたいと思っています。

※写真の掲載については、事前に本人の承諾を得ております。

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