卒業生から:患者さんの治療を食事・栄養療法から支えます!<病院の管理栄養士>
18.04.09
医療法人 新都市医療研究会「君津」会 玄々堂君津病院に勤務する管理栄養士 渡邉真紀(学部6回生)です。
病院での管理栄養士の大きな役割は、「患者さんの栄養管理」、「お食事の提供(給食管理)」、「研究活動」の3つです。
私は糖尿病や腎臓病の患者さんの「栄養管理」を行っています。
特に腎臓病患者さんにとって、食事・栄養療法は治療の一環としてとても大きな役割を担っており、管理栄養士が活躍できる場面です。
患者さん一人ひとりの栄養状態をアセスメントし、治療食や治療用特殊食品を組み合わせて食事に反映することは、管理栄養士だからこそできる「技」です。
↑外来栄養指導の様子です!
研究活動にも力を入れています。
高齢の血液透析患者さんにとって、低栄養に対する栄養管理がとても大切です。
血液からアミノ酸輸液製剤を投与するだけでなく、経口的に栄養剤を摂取してもらい、より確実に栄養状態の改善を試みる研究を、聖徳大学の川村先生と共同で行っているところです。
↑ベッドサイドで透析患者さんの栄養指導を行います
※ 写真は、スタッフが患者役となり撮影したものです
専門性を高めるために、病態栄養認定管理栄養士の資格を取得しました。
管理栄養士として病院で働くには、やはり「チーム医療の一員」として他職種との連携が大切と実感しています。
食事や栄養の知識だけでなく、栄養状態の評価、栄養補給、栄養教育などの栄養管理能力を高めていきたいと思います。
↑入院患者さんのカンファレンスを行っています!
現在は腎臓病を中心に栄養管理を行っていますが、今後は領域を少しずつ広げていきたいと考えています。
「食べることは生きること」の言葉を忘れずに、患者さんの治療にこれからも携わっていきます。
玄々堂君津病院・栄養科のHPはこちらから★
※ 写真の掲載につては、事前に本人の承諾を得ております。