人間栄養学部 人間栄養学科

受験生応援:食事で貧血を防ごう ~貧血と鉄欠乏症~

19.10.24

【受験生応援 ~受験生のための栄養講座】 No.22

皆さん、こんにちは😊

これから、3回「貧血」についてお話します。

まず、からだに関する話をします。
血液は、なぜ赤いのでしょうか?🤔

 

これは、血液の中の赤血球に含まれるヘモグロビンが赤いためです。
このため、ヘモグロビンのことを血色素(けっしきそ)と呼ぶこともあります。
ご存知のように、ヘモグロビンは、肺で酸素を結合して、からだの隅々に酸素を運んでいます。
血液中のヘモグロビンが減ると、肌の赤味が減り、顔色が青白くなります。😨

 

ヘモグロビン「鉄」を含むタンパク質で、ヘムという小さな分子を含んでいます。
ヘムの中にある鉄(Fe)を介して、ヘモグロビンは酸素(O2)と結合します。
ヘムに含まれる鉄のことを「ヘム鉄」といいます。
赤い色をしています。次回の栄養の話でも登場するので、覚えておいてくださいね。🙆‍♀️✨

がないと「からだ」はヘモグロビンを作ることができず、ヘモグロビンが足りなくなって、貧血という病気になります。
この鉄不足による貧血を「鉄欠乏性貧血」といいます。
「鉄」はヘモグロビンの材料として酸素を運ぶだけでなく、細胞の内呼吸をはじめとする、様々な働きをする「必須栄養素」です。✨✨✨
この鉄の不足による病気全般を鉄欠乏症」といいます。
鉄欠乏性貧血は、鉄欠乏症の中でも重度のものです。

貧血の原因には鉄欠乏以外にも様々なものがありますが、日本の女性では、鉄欠乏によるものが大部分です。🤭🤭🤭

 鉄欠乏性貧血になると、からだに様々な不調が起こります。図に、主な症状を示しました。

上の図を見ていただくと、誰でも思い当たるような、からだの不調ばかりです。🤦‍♀️
これらの症状から、鉄欠乏性貧血を思いつくのは難しいかもしれません。😢

実は、鉄欠乏には様々な段階があり、軽度の鉄欠乏では、体内の鉄は減りますが、ヘモグロビンは低下していないので、顔色も悪くなく、貧血ではありません。

今まで行われてきた研究を総合して検討した結果、「貧血のない軽度の鉄欠乏症でも疲れやすくなり、鉄の補充で疲れやすさが、かなり解消する」ことがわかっています。
そのほか、認知力の低下、持久力の低下、怒りやすくなる、緊張しやすくなるなど、鉄欠乏性貧血の症状が、貧血のない鉄欠乏症でも見られることが報告されています。✨

すぐに疲れてしまい勉強に打ち込めない、考えがまとまらない、走っても良いタイムが出ないなどの背景に、貧血や鉄欠乏症が隠れているかもしれません。🤔

貧血は病気ですので、お医者さんにかかってください。🏥
鉄欠乏性貧血が大部分ですが、別の貧血である可能性もあります。
鉄欠乏性貧血の場合、通常、鉄剤の内服になります。軽度の鉄欠乏性貧血では、食事の改善を勧められるかもしれません🙋‍♀️💓

次回は、この鉄欠乏性貧血や貧血のない軽度の鉄欠乏症をどのように食事で予防するのか、お話します。

お楽しみに~☺️💓

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