短期大学部 総合文化学科

南総昔話・民話集シリーズの絵本を8冊刊行しました!

21.03.01


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皆さま、こんにちは。
空気は冷たいですが、だんだん春めいてきましたね。
もうすぐ上巳(雛祭り)です。
現在、本学の子ども図書館には、日本全国の様々な雛人形が展示されています。鳥取の「流し雛」で知られる流し雛の風習は、昔、上巳に人形(ひとがた)で身体をなで、それを水に流して穢をはらった行事に由来します。この穢れをはらう人形(ひとがた)と人形(雛・ひいな)遊びとが結びついて、雛人形が誕生したそうです。5段、7段など立派な雛段を設けるようになったのは、江戸時代からと言われています。ぜひ、子ども図書館の雛人形をご覧くださいませ!

さて、本日は、「南総昔話・民話集」シリーズの絵本刊行のお知らせです。
以前、ブログ(2019/05/17)(2019/10/11)でご紹介したことがありますが、総合文化学科の学生が行う地域貢献活動の一つに、南房総市の昔話・民話を絵本化するという企画があります。南房総市の子どもたちの郷土への関心や郷土愛の向上を促し、地域活性化に貢献していくことを目的としたものです。
南房総市との交流は平成29年度から始まり、平成29年度は7冊、平成30年度は8冊、令和元年度は9冊の絵本を制作。引き続き今年度は、図書館司書・ITコースやファッション・造形デザインコースの学生が8冊の絵本を制作しました。あわせますと、「南総昔話・民話集」シリーズの絵本は32冊刊行したことになります!


絵本にした昔話は、南房総市在住の昔話研究家、生稲謹爾氏の著作『南房総市の昔話 第1集』(二〇一六年、NPO法人富浦エコミューゼ研究会)を参考にしています。
それでは、今年度、刊行した絵本のあらすじを紹介しましょう。(あらすじは絵本を制作した学生が書いたものです。)

☆子の姫
鎌倉時代、和田の浜辺に一隻の舟が打ち上げられる。舟には、子の姫が黄色い花を握ったまま倒れていた。村人が、姫を村へ連れて行き看護すると、姫は元気になり村人に文字や歌を教え仲良く暮らすが、やがて姫は亡くなってしまう。村人は社(やしろ)を建て姫の霊を祀った。
庭に植えた花木は大きく育ち、村人が分け合い植えた花木も村全体を黄色く染め、この地を「木花」(ぼっけ)、この村を姫が花園天皇の皇女だったことから「花園」(はなぞの)と呼ぶようになったという話。

☆枇杷落し哀話
昔、岩井の小浦の海に沿った崖道に、疲れた様子の老父とその娘が座り込んでいた。
一人の農婦がその父娘を憐れみ、枇杷をいくつか娘の前かけに入れてあげた。父娘は大喜びで、枇杷を食べようとしたが、枇杷は娘の手から崖のほうに転げ落ち、それを取ろうとした父娘は、突然の強風にあおられ、崖から転げ落ちてしまう。翌朝、崖下には、枇杷をしっかり握った娘と父が見つかった。

☆大太法師
昔、大太法師(だいだあほうし)という巨人が、上総のほうから安房に向かって歩いてきた。大太法師は岩井の浜辺に行き、三キロ離れた富山(とみさん)を枕にして、二十一日間も眠り続ける。村人たちは、大太法師の足裏についた砂を落とし始めたが、くすぐったくなった大太法師は目が覚め、起き上がると、雲にまで届く背の高さであった。

☆茶釜の尻を叩く
昔、丸村のあるところに頭の少し弱いお婿さんがいた。そのお婿さんがある日、用事があって実家に行ったが、帰るとき父親が、大きな黒牛を一頭くれた。婿は貰った牛をつれて家路についたのだが、牛は草を食べながら、だんだん婿から離れて、山の方へ行ってしまった。
そのことを奥さんに話すと、今度、牛をもらったら、縄で縛って引いてくるとよいという助言を受けた。
しばらくして、婿が再び実家に行くと、今度は母親が茶釜をくれた。そこで、婿は茶釜を縄で縛り、引き始めた。


☆おおさの根の主
原の海の沖に「おおさ」と呼ばれる、白浜では一番大きい根がある。おおさの根には「おおさの根の主」である鮫がいた。その鮫の体はこぶだらけで牡蠣などがいっぱい付き、岩のように見えるので、海女が潜ってもどこにいるのか分からなくなる。
おおさの根の主(鮫)は、海女に鮑のありかや嵐がくるのを教えてくれるが、海女が主に触れても謝らないと、がぶりとのみ込んでしまう。

☆馬がかわいそう
昔、九兵衛という男がいた。あるとき那古の街に出かけ、薪を売ったお金で石臼を買った。馬がかわいそうだと思い、石臼を自分が背負ったが、あまりの重たさに石臼を背負ったまま馬に乗り、家に帰るのだった……。


☆雀を追っ払う
昔、村人たちは雀が田んぼの稲を荒らすので、大変困っていた。そこで名主が村人達を集め、雀を追っ払う相談し、村一番の大男で声の大きい長太に白羽の矢が立った。
早速、長太は言われたとおりに雀を追っ払い出すが、大声だけでなく大きな足で田んぼに入り、稲をめちゃくちゃに踏み潰すので、皆びっくりしてしまった……。

☆毛林寺の大蛇
昔、平磯の山奥に毛林寺というところがあり、そこに住む大きな蛇に、きこりの兄弟の兄が蛇に飲まれてしまう。そこで、弟が、兄の仕返しをする話。

絵本は、毎年、南房総市内の小学校や幼稚園・保育園などに寄贈しています。さらに、一人でも多くのかたに、南房総市の昔話・民話を知ってもらいたいと考え、松戸市の岩瀬文化祭や聖徳祭でも絵本を展示、配布しています。

南房総市は近年、度重なる台風の被害や、最近では水不足にみまわれ、さらにコロナ禍も加わり、厳しい状況が続いています。そのような中にあって、予算をつけてくださった南房総市の皆さまに心よりお礼申し上げます。

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